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前回分をご覧いただくと、「好業績発表に反応して売買した人が全員高値掴みになるというわけです。」という文章がありました。投資経験のある方やカンの鋭い方なら、「ファンダメンタルズ分析に限らず他の方法で投資しても、みんなで高値掴みになることがないの？」と思われたかもしれません。そうですね。それは正解です。あります。
例えば、誰もが聞ける番組で、ある人気の株式投資の解説者が「本日の推奨銘柄は、Ａ銘柄です。」と話したとしましょう。「あのよく当たると人気の解説者が言った銘柄だから、絶対に儲かるよ！」と思えば、たくさんのリスナーが「買い」注文を出すでしょう。この時、「私も！」「私も！」と次から次へと買い注文が入ります。その結果、株価はウナギ登りですね。そうなんです。このリスナー全員が買ったら、もう買い手はいません。その後は下がるわけです。まるでジェットコースターみたいです。上昇が止まると、下降トレンドに入ります。株価はどんどん下がるために、結果的に損切りや塩漬けということにもなりかねません。
出来高が非常に多い銘柄の場合は、影響が出にくいと言えるでしょう。しかし、数人しか売買しないような銘柄の場合は大きな影響が出ます。リアルタイムの出来高を見ると、一人、二人とポツリポツリ売買されている銘柄に、突然リスナー100人が同時に買い注文を入れたら……。「自分たちで高値をつけている」ということが想像できますね。
「ファンダメンタルズ分析でも人気解説者の発言でも高値掴みの可能性があるなら、オートモードでもあるのでは？」と感じられるかもしれません。そうですね。全員がある銘柄だけに集中して売買したら、その可能性はあるでしょう。しかし、冷静にお考えください。オートモードはそのような構成をしていません。オートモードを起動すると、まず何が出てきましたか？「今日の注目推奨１銘柄」というコーナーではないですね。投資家の皆様に、こだわりの条件を入れていただく設定画面でしたね。オートモードは、ゴールデン・チャート社が分析した最適化売買サインを初心者の方でもお使いいただけるという機能です。初心者の方でも迷わないように、シンプルな設定項目をご用意し、お客様独自の「こだわり」を登録すると、投資対象銘柄がどんどん絞られていくという仕組みです。そうなんです。オートモードは、あくまでも、分析のためのデータベースなのです。そこから、どの銘柄をチョイスするかは、お客様の投資資金、投資スタンス、市場や業種などの「こだわり」で決まります。更にオートモードは、全銘柄のそれも日足、週足、月足から銘柄を探すことができるのです。
今、「オートモードは、全銘柄のそれも日足、週足、月足から銘柄を探すことができる」とありましたね。お気づきですか？ それはつまり、日本の上場銘柄すべてから銘柄を探すことができるということです。投資の大前提として日本の投資家が、東証または各地の市場に上場している銘柄より投資対象銘柄を探すというのと同じなのです。「日本に上場している銘柄から投資対象銘柄を選ぶ」＝「高値掴みの行動」ではないですね。 更に、オートモードなら、「短期」「中期」「長期」の３種類より投資スタンスを選ぶことができます。それぞれ売買タイミングが異なります。短期は売りサインなのに長期は買いサインということもあります。つまりオートモードを使うと、「上場銘柄すべてを、日足・週足・月足の３種類の分析手法から選び出すことができる」と言えるわけです。そうですね。上場銘柄は今3500以上あります。3500銘柄×3投資スタンスですから、ざっと10,500以上の分析データの中から銘柄を選ぶというわけです。また、オートモードを使った銘柄分析も多種多様です。GC HELLO TREND MASTER®の会員の方が全員同じ方法で条件を登録し、同じ銘柄になるということは、非常にまれなことですね。そういう点でも安心です。
オートモードなら、「みんなで売買して高値掴みになる」という心配はありませんね。安心してお使いください。
(2014/2/21更新)