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決算とテクニカル売買サイン

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決算発表シーズンになると、私たち投資家は、保有銘柄や、気になる銘柄、さらにはそれらの同業他社の業績もチェックします。

「企業の業績が良ければ株価は上がる――」投資家のバイブル、グレアムの「賢明なる投資家」が唱えた、企業の将来価値の具現が株価の推移だとする定説です。

私たちが投資のノウハウを勉強した時に、まず、覚えた基本中の基本ですね。しかし、その定説から学んだことは「決算の内容が良ければ、将来株価が上がるとは限らない」という、まるで逆説だったのではありませんか?実際の相場では、本決算が発表される前から、株価は業績の予想やその修正の内容に敏感に反応します。そして、本決算がどのような内容で発表されるにせよ、その内容はすでに修正予想が発表された段階で株価に反映されているのが常です。





人気のラーメン屋さんに行列ができるので、「少しでも早く行って、前に並ぼう」と考えるのが賢明かどうかと似ています。試しに早めに行ってみると、同じように思った人がすでにたくさん並んでいます。「そうか、それなら、前の日から並べばもっと前にいける」。次の挑戦では店が閉店したら、すぐに並んで、徹夜することになりました。しかし、その日の夕飯と翌日の朝食は犠牲になっています。並んでいる人々の列に、車が突っ込んでくるかもしれません。無情にも、「本日臨時休業」などという発表があるかもしれません。

まあ、実際に相場にもまれながら、私たちは「先読み」の非効率とリスクを身をもって体験することになります。
本決算発表で、明日からの株価が上がるのか下がるのか、投資家の関心は、確定した本決算の内容にではなく、その次の予想の良し悪しに集中していきます。やがて気づくのです。先読みという「いたちごっこ」の連続が相場だということに。






そして、私たちはテクニカル分析に光明を見出します。株式投資初心者の方は「株価の動きという、結果を調べて、株価が動く原因となる業績を調べない。そんな愚かしい生き方がまかりとおるのか?」と思われるでしょう。人々がどのような心で相場に挑んだか、どんなニュースが市場心理に影響を与えたのか、すべてはそれらの反応炉である株価という結果に蒸留されて残っています。結果のみを分析しますから、恐怖や期待という不確定要素はテクニカル分析には影響を与えません。決算発表までの株価の動き、それは決算発表資料の内容を見事に反映させて、この先企業にやってくるであろう未来を、見事に暗示するタイムマシンの運航シートのようです。投資家の神経質なまでに鋭敏なセンスが突き動かす株価は、私たち平均的な投資家の一歩も二歩も先を歩んでいます。

私たちは予測をして市場に参加しようとします。人より先にまわって、上昇の前に買い、下落のまえに売ろうと考えて行動します。しかし、それこそが、ほかの大多数の人々と一緒にラーメンの列に並んでいることに気づいていないだけだということではないでしょうか。




さあ、もうお気づきですか?決算の発表を吟味します。しかし、同時にテクニカルの売買サインもしっかり見ておきましょう。買いサインと売りサイン、どちらが多いかで、発表される決算の中身が読めるのです。では、あなたはどちらに従いますか。




(2012/5/18更新)


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