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みなさんはチャートを見る時、どこに目を向けるのでしょうか？多くの方が、株価の動きとお答えになることでしょう。ローソク足と価格の関係を一番気にされるかもしれませんね。確かに「今500円か、下がってしまったな」とかチェックするのも重要です。特に保有株がある場合、目先の株価の動きがあなたの評価損益に直結しているわけですから、気にならない方がおかしいです。しかし、私たちはそれだけ見ていても投資することはできません。むしろ、あまり目先の株価の動きばかりに気を取られてしまうと「木を見て森を見ず」という状況になりかねません。つまり適切な判断を下すことができなくなります。ですから、森も意識しないといけません。
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とはいっても「相場の森」というのは、非常にイメージしずらいものです。ゴールデン・チャート社の本社がある南足柄は富士山にも近いですから、富士山の絶景を見ることをイメージしてみましょう。「富士山をキレイに見ることができる場所」とされるところに行けば、天気さえ良ければ、確実に絶景を堪能できるでしょう。しかし、その富士山の姿は、展望場所によって、それぞれ違う姿に見えることに私たちは気付きます。相場の場合もその観測の仕方は様々です。業績を見るのでしょうか。経営者のポリシーを見るのでしょうか？世界のライバルも全部調べますか？いろいろな見方があると思います。
ここでは「テクニカル分析にフォーカス」して考えてみましょう。目先の株価の動きを１円10円と追いかけているのを「枝葉を見る」と例えるならば、チャート全体を「木」、同じ業種の企業のチャートや世界の株価指標や為替動向を見ることが「森を見る」というイメージでしょうか。
言葉で言うのは簡単ですが、実際チャート分析に具体的に踏み込もうとすれば、「ん〜〜〜」と悩んでしまうばかりでなかなか実行できないものです。そんな時こそ、「最適化売買サイン」に頼るのも一法でしょう。私たちは目で見て株価の波を捉えるのは難しいものです。しかし最適化売買サインなら、システムが的確に捉えます。それを数値化して、個別銘柄毎に周期を割り出します。最適化売買サインは、同じ業種だから同じ周期なんて手を抜いたりはしません。いくら似ていても、きちんと計算をして、それぞれの銘柄にあった周期を割り出します。その周期が描き出したサインによって私たちは売買の判断を行えばいいのです。つまり、最適化売買サインで投資するならば、目先の株価の「１円、２円」を意識するのではなく、サインが示す「買い」「売り」を読むだけで、これまでの売買サインで実現できた投資効率の延長線上で投資ができるのです。
私たちが苦手なこと、それはシステムに任せてしまいましょう。「自分でできないことは、システムにお願いする――」それも投資戦略の一つと考えます。
(2012/10/19更新)