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今日は、株価の動きについて考えてみましょう。
株価の動きはチャートをご覧いただければわかる通り、上がったり下がったりとまるで波を打つように上下に動いています。横一直線というチャートはありません。また、どんなに業績が良くても、永遠に一本調子に上昇し続ける銘柄はありません。この逆で、どんなに業績が悪く赤字続きでも、一本調子に下がり続ける銘柄もありません。下降の場合、１円より安い株価はつきません。どんな銘柄でも最安値は１円です。そうですね。時には、１円と２円を行ったり来たりする銘柄もありますから、そういう点では「横一直線」というチャートはあるかもしれません。しかしこのような銘柄は、上場全銘柄の中でも、あって数銘柄です。ない時もあります。
さて、前回は、株価の動きを「海の波」に例えて説明しました。私たちゴールデン・チャート社は、テクニカル分析を主とする企業ですから、チャートの動きを説明することがよくあります。そういう時は、よく「海」に例えて説明しています。
海には、毎日「満ち潮」と「引き潮」があります。満ち潮とは、上げ潮のことで、引き潮とは、下げ潮のことです。船に乗るとよくわかりますが、ゆらゆらとしています。海面を見ると上がったり下がったりしているのが、目でも確認できます。その結果、船がゆらゆらと揺れるわけですね。特に大波が目に見えなくても、海の波は上昇したり下がったりを繰り返しているのです。それでは、先に述べた上げ潮、下げ潮の波の特徴を考えてみましょう。上げ潮とは、つまり海面が上昇している、言いかえれば満潮に向かっている時なのです。大きな波を作る過程です。この時は、波が上昇しているのですから、打ち寄せる波の方が引く波よりも大きくなります。その逆で下げ潮の時は、海面が少しずつ低くなっているわけです。これは干潮に向かう過程です。その時は、寄せる波は引く波より小さいのです。波というのは、毎日満潮と干潮を交互に繰り返しています。満潮の時は、全海水が押し寄せているわけではありません。寄せては引いてを繰り返しているわけです。干潮の時も同様です。
これは、株価チャートに似ていませんか。例えば週足チャートの上昇（満潮に向かう潮）の時に、日足のチャートを見ると陽線だったり陰線だったりを繰り返しながらも、少しずつ上昇している姿です。イメージできましたでしょうか。
株価チャートの場合、上昇トレンドでは上げ波動が大きく、下降トレンドでは下げ波動が大きいことでも見ることができます。大事なことは、波の大きさが、潮の上げ下げの結果なのか、原因なのかという解釈のしかたなのです。月の位置で潮の高さが決まるとわかること、企業の決算の良し悪しで株価の上げ下げが決まるとわかること、それは、あまり、重要ではないのです。なぜなら、それは当たり前の事実で、誰もが知ることで相場といううねりができているわけではないからです。風や地震で波は乱れ、その乱調の中で、私たちは損失を蒙らず、利益をとらねばならないのです。
この投資手法をサポートするもの、それがオートモードであり、最適化売買サインなのです。
(2014/2/7更新)