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前回は、オートモードStep3/4の検索項目についてご説明しました。GC HELLO TREND MASTER®の「検索機能」では、ご自身で条件を細かく登録していかなければなりません。投資分析に熱心な方にとっては、GC HELLO TREND MASTER®の検索ツールはとても使い応えのある機能ですが、そこまでこだわりがないという方には、いつまでたっても使いこなせない代物ではあります。「これは10%と入力するの？それとも10倍と入力するの？」細部の具体的なオペレーションとなると、全く見当がつかなくなって悩んでしまうものです。それぞれの指標の特徴がわからないと、単位やパラメーターはわかりませんからね。そこで、オートモードでは予め狙う分析のパラメーターを設定、投資家の皆様は分析の狙いとする内容を選びさえすれば、銘柄スクリーニングができるという仕組みを作りました。
それは19項目あります。前回はいくつかしか取り上げませんでしたから、今回はすべてを見ていきましょう。
＜検索条件＞
- 業績が良い
- 売上増収見通し
- 経常増益見通し
- 黒字に転換する見通し
- 赤字に転換する見通し
- 配当金がある
- 配当金が増加する見通し
- 配当金が復配する見通し
- PERが低く企業評価に対して割安感がある
- PBRが低く企業評価に対して割安感がある
- 株価位置が低く割安感がある
- 株価位置が高く人気がある反面、下落リスクあり
- 長期的に上昇トレンド継続中
- 長期的に下降トレンド継続中
- 出来高が急増中で株価が上昇する可能性あり
- シグナルチャートの勝率が75%以上
- シグナルチャートの勝率が50%以上
- シグナルチャートの利益率が20%以上
- シグナルチャートの利益率が10%以上
いろいろな条件があります。株式投資のノウハウを勉強した時に最初に学んだもの、それは「業績の良い銘柄を探そう」ということではなかったでしょうか。もちろんそんなストレートな要望にもお応えしています。「業績が良い」「売上増収見通し」「経常増益見通し」など、まさに教科書にあるようなキーワードがたくさん並んでいますね。「業績は絶対にチェックしたい」という方が検索で困らないように項目が充実しています。
一方で、「教科書ではほとんど目にしない」というようなキーワードもあります。例えば「赤字に転換する見通し」や「長期的に下降トレンド継続中」などがそれにあたるでしょう。「株式投資といえば、安く買い高く売るものじゃないの？」とお考えの方には驚かれたかもしれませんね。実は、このような項目をここに組み込んだのには理由があります。最適化売買サインは、「買い→売り」と現物買いだけで売買をするわけではありません。「売り→買い」と信用売りでの売買も考えられます。そのため、検索条件では「売り→買い」だけで売買したい人のための項目も加えました。信用売りで取引を行う場合、株価が下がれば下がるほど利益が得られるという形になります。つまり、この戦略で相場に臨まれる投資家の方は「株価が下がる」ということを期待するわけです。そのため、現物買いの時には選ばないような検索条件が必要になってくるのです。そこで「赤字に転落する見通し」などといった項目も必要になるのです。
他にも「シグナルチャートの……」という項目がありますね。これは、ゴールデン・チャート社以外では目にしないキーワードでしょう。シグナルチャートとは、最適化売買サインを過去実際にその通り売買した結果を掲載したチャートです。ゴールデン・チャート社は、創業以来「株価チャート」の分析に力を入れてきた会社です。そのため、最適化売買サインの売買結果もチャート上に記してしまうのです。チャート上に売買結果があると、どのような株価水準で売買したかが一目でわかるのでとても便利です。シグナルチャート上でも、売買のパフォーマンスを集計しています。その勝率や利益率で銘柄を検索することができるのです。これらが高水準であると、最適化売買サインの周期の見直しを行っても、サインに比較的よくあったと考えられるのではないでしょうか。実際に、どのような時にサインが点灯したかというのは、チャートを１つずつ見なければなりません。しかしたくさんの中から振り分けるという点においては、この検索を活用するのがいちばん手っ取り早いのです。
19の検索項目は、ゴールデン・チャート社が長年蓄積したノウハウをもとに作られたものです。それぞれオートモードを活用する上では重要な意味があります。あなたの投資戦略に合わせて、これらの検索項目を使い分けてください。
(2013/12/13更新)