テクニカル指標の複数表示機能を追加

チャートに表示されるテクニカル指標の複数表示機能が追加されました。
今までは1つのチャートにトレンド系のテクニカル指標、オシレーター系のテクニカル指標を複数表示することは可能でしたが、同一の表示枠にテクニカル指標が重なって表示されました。

今回のバージョンアップで画面設定機能に「位置」が追加され、「1」〜「3」段目まで選択することができるようになり、別々の表示枠にテクニカル指標を表示することが可能になりました。

※表示色をカラーユニバーサルデザインに変更しました。詳細はこちらをご覧ください。


トレンド系テクニカル指標で3段、オシレーター系テクニカル指標で3段表示することが可能です。
例えば、トレンド系では「移動平均線」と「ボリンジャーバンド」と「平均足」を比較、オシレーターでは「GCV」と「MACD」と「RCI」を比較することができます。
重ねて表示したり別々に表示したり、お客様が自由に設定することが可能です。

この機能が追加されたことでテクニカル指標を比較することが見やすく、分かりやすくなります。
テクニカル指標をいくつか表示して、サインがでそうな銘柄を予めスクリーニングで探し出しておき、どれか1つのテクニカル指標でサインが出たら売買を考える、または2つのテクニカル指標でサインが出たら考えるなど、売買を行う際に有効にお使いいただけます。

 

■1段チャートと複数段チャートとの比較



 

■主な使用方法

複数のテクニカル指標で買い・売りサインが出ている銘柄やこれから出そうな銘柄をスクリーニングし、その状態を同一のチャートで確認することができます。

例)GCVで買いサインが出ている銘柄で、MACDでも買いサインが出ている銘柄をスクリーニングし、チャートで確認

 

普通目盛と対数目盛のチャートを表示し、比較することもできます。

※対数目盛は固定倍率は1段目のみ利用可能です。2・3段目への設定はできません。
※対数目盛の自動1と自動2は段組み設定が可能です。
※「表示」⇒「対数目盛」を選択すると全ての銘柄が対数目盛の自動1で表示されます。


■チャートの設定方法

下記のテクニカル指標を表示したチャートを設定する方法を記載いたします。

■トレンド系テクニカル指標
●1段目
・ロウソク足
・移動平均線(5日、25日、75日)

●2段目
・ロウソク足
・15日ボリンジャーバンド(1σ、2σ、3σ)

●3段目
・平均足

■オシレーター系テクニカル指標
●1段目
・15日GCV
・15日GCVの6日平均

●2段目
・MACD(短期10日・長期26日)
・MACDシグナル(短期10日・長期26日・10日平均)

●3段目
・15日RCI
・15日RCIの10日平均

@チャートから「ツール」⇒「画面設定」をクリック


A空いている番号を選択し「次へ」をクリック


B「追加」をクリック


Cチャート指標設定画面で「ロウソク足」を選択


D「陽線」・「陰線」の色、「位置」を選択し「追加」をクリック


E設定が登録された


F同様に1段目に表示するテクニカル指標を設定


G同様に2段目に表示するテクニカル指標を設定


H同様に3段目に表示するテクニカル指標を設定


I全ての設定が完了したら「完了」をクリック


Jタイトルに名前を付けて「設定完了」をクリック


K目的のチャートが表示された

 

■新たに追加された設定

●平均足・・・以前はロウソク足と平均足変換で平均足を表示させたが、単独で平均足が表示されるようになりました。以前の平均足変換も残ります。

 

●極値なし・・・3段で表示をしたときに極値が表示されると見にくいため外せるようになりました

 

■テクニカル指標の複数表示機能の注意点

・対数目盛は固定倍率は1段目のみ利用可能です。2・3段目への設定はできません。
・対数目盛の自動1と自動2は段組み設定が可能です。
・「表示」⇒「対数目盛」を選択すると全ての銘柄が対数目盛の自動1で表示されます。
・画面設定に「平均足」が追加(平均足変換を選択した場合は全ての情報が平均足で表示されます)。
・1段目で作成されたチャート(2・3段目未使用)でのみトレンドラインを引くことが可能です。トレンドラインを引いたチャートを複数段で表示した場合、1段目のみトレンドラインが表示されます。

 

「銘柄検索ツール」「数値表示」機能で4本値を分割修正値で表示

銘柄検索ツールや数値表示機能で終値など4本値が分割修正値で表示されるように切り替え可能となりました。
分割修値を加味する条件として「修正株価」(修正始値・修正高値・修正安値)がありましたが、現在、終値など4本値で設定されている条件は、分割修正値で扱うために、条件を変更する必要がありました。今回のバージョンアップで終値も「修正株価」と同じように使用することができます。


■設定方法

@チャートから「ツール」⇒「環境設定」をクリック


A銘柄検索ツール・数値表示で「始値・高値・安値・終値」は分割修正値を使用にチェックする


B「OK」をクリック

これで銘柄検索ツールで「終値」など4本値を「修正株価」に変更しなくても、分割修正値で計算されます。



 

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