テクニカル指標に「回帰トレンド」を追加
2017年5月24日(水)17:00確報更新で、チャートでご覧いただけるテクニカル指標に「回帰トレンド」が追加されました。
回帰トレンドは、設定した期間の値動きの中心を通るように引いた線のことです。
既存のテクニカル指標で「一次回帰線」がありますが、こちらは回帰トレンドのパラメータ「次数」を1にしたものと同じです。
回帰トレンドではラインの上下に標準偏差±1σと±2σの4本の線を加えた合計5本の線で相場の上昇や下降のトレンドを分析することができます。パラメータ「次数」を変更することで50次関数まで算出することが可能です。回帰トレンドでは次数「1」の線形回帰トレンドが主に使われます。次数を「2」以降に設定すると曲線が表示されます。
先行スペースを設定すると設定した日数分、回帰トレンドのラインが延長されます。この線は直近のトレンドの向きを表していて、将来の株価の予測ではありません。また、以下の例では先行スペースを加えていますが、必ず入れなければいけないものではありません。先行スペースを入れることで過去の推移の表示分が少なくなりますので、お客様のお好みでご使用ください。
※チャート上に対数目盛を設定した場合は標準偏差±1σと±2σの線は表示されません。
※標準偏差±1σは+1σ〜−1σ以内に株価が含まれる確率が68.26%、標準偏差±2σは+2σ〜−2σ以内に株価が含まれる確率が95.44%となります。
映像でも詳しく紹介しています。こちらをご覧ください。
※表示色をカラーユニバーサルデザインに変更しました。詳細はこちらをご覧ください。
<回帰トレンドの主な使用方法>
■例1:回帰トレンド(75日・1次回帰トレンド)と先行スペース25日

■例2:回帰トレンド(25日・1次回帰トレンド)と回帰トレンド(75日・1次回帰トレンド)と先行スペース25日

<回帰トレンドの次数について>
回帰トレンドの次数は主に「1」を使用しますが、次数を「2」以上に設定すると曲線で表示されます。もし次数を「9」に設定すると以下のチャートが表示されます。

<回帰トレンドのチャート表示設定方法>
(期間25日・次数1・先行スペース25日で設定。基本チャートをコピーして回帰トレンドを追加)
@日足チャート画面から「ツール」⇒「画面設定」をクリック

A「画面設定」画面が表示される。No.1の基本チャートを右クリックし、表示されたメニューのコピーをクリック

B空いている番号を右クリックし、表示されたメニューの貼り付けをクリック

C登録したい番号が青く反転している状態で「チャート内容」をクリック、もしくは「次へ」をクリック

D追加をクリック

E「チャート指標設定」画面が表示される。指標名に「No.38の回帰トレンド」を選択

F期間を入力

G次数を入力

H表示色を選択

I線種を選択

J設定が完了したら「追加」をクリック

K指標名「No.23の先行スペース」を選択

L期間を25日に設定

M「追加」をクリック

N「完了」をクリック

Oタイトルに名前を付けて、設定完了をクリック

P回帰トレンド(25日・1次回帰線・先行スペース25日)が表示される

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