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2016年6月24日
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相場概況
日経平均 14952.02円 (▼1286.33) TOPIX 1204.48 (▼94.23)
◎出来高 36.23億株 売買代金 33383.42億円
◎売買単価 921.35円 (▼34.95) 単純平均 2362.12円 (▼163.08)
◎値上がり銘柄数(速報) 6銘柄 (▼1279) 値下がり銘柄数(速報) 1954銘柄 (△1398)
新高値銘柄数(速報) 14銘柄 (▼1) 新安値銘柄数(速報) 716銘柄 (△662)
東証2部指数 4017.62 (▼173.86) 日経JQ平均 2338.96 (▼99.67)
NYダウ 18011.07ドル (△230.24) ナスダック指数 4910.04 (△76.72)・6/23
円相場 104.44円 0.05円安・6/23
■出来た株(東1):
8411みずほFG 8306三菱UFJFG 5406神戸製鋼所 6502東芝 5202日本板硝子 6753シャープ
■主な値上がり銘柄(東1):
9418U−NEXT ( 825△ 16) 5445東京鉄鋼 ( 411△ 2)
8275フォーバル ( 723△ 9) 7545西松屋チェ (1433△ 5)
8935FJネクスト ( 483△ 3) 3371ソフトクリエH ( 955△ 2)
■主な値下がり銘柄(東1):
5202日本板硝子 ( 70▼ 16) 6678テクノメディカ (1479▼ 290)
8586日立キャピタル (2107▼ 424) 8617光世証券 ( 106▼ 19)
6753シャープ ( 111▼ 22) 3667enish ( 486▼ 85)
■主な値上がり銘柄(東2):
6721ウインテスト ( 194△ 34) 4026神島化学工業 ( 720△ 25)
3924ランドコン (4420△ 170) 8040東京ソワール ( 197△ 6)
1764工藤建設 ( 215△ 8) 1987ソルコム ( 268△ 8)
■主な値上がり銘柄(JAQ):
2321ソフトフロント ( 518△ 54) 9812テーオー ( 639△ 33)
3035ケイティケイ ( 296△ 20) 6716テクニカル電子 ( 220△ 8)
7217テイン ( 460△ 27) 8783GFA (1555△ 55)
■主な値上がり銘柄(東マ):
3541農業総合研究所 (4380△ 700) 6656インスペック ( 695△ 35)
3937AWSHD (10600△1500) 4589アキュセラ (1910△ 93)
6094フリークアウト (6700△ 350) 3785エイティング ( 758△ 2)


本日の市況
週末24日の日経平均株価は乱高下のなか大幅反落した。寄り付きの日経平均株価は1万6333.87円、終値は1万4952.02円(▼1286.33)。
もっとも朝方は、前日の米国株高などを受けて日本株は買い優勢でスタート。EU離脱を問う英国民投票は残留優位との楽観ムードで朝方は堅調に始まったが、拮抗する開票速報を受けて東京株式市場も一喜一憂する展開。荒い値動きでマイナス圏へと転落した後、午後になって離脱派勝利の確定が伝わると、さらに売りの勢いを増す格好に。為替も1ドル100円を割り込む場面も見られ、パニック的な売りで全面安となった。日経平均はザラ場・終値ベースでも年初来安値を更新した。
TOPIXも大幅安。東証1部の出来高は約36.23億株、売買代金は約3兆3383億円。東証1部における値上がり銘柄数は6、値下がり銘柄数は1954と全面安。小型株指数も、2部指数やJASDAQ平均、マザーズ指数がそれぞれ値を下げた。

東証1部に値上がり銘柄がほとんど見当たらないなか、<1764>工藤建設(東2 215△8)や<6721>ウインテスト(東2 194△34)、<8040>東京ソワール(東2 197△6)などがしっかり。<3541>農業総合研究所(東マ 4380△700S高)、<3937>AWSHD(東マ 1万600△1500S高)、<6656>インスペック(東マ 695△35)といった小型株の一角が逆行高。<2216>カンロ(東2 516△5)は16/12通期の業績予想を上方修正し、年初来高値を更新した。一方、2020年3月期を最終年度とする中期経営計画で配当性向のメドを15%以上に設定し、17/3期の期末配当予想を6円から10円に引き上げた<8881>日神不動産(349▼5)は買い優勢で始まったが、全面安の地合いに連れて値を消した。

<3436>SUMCO(656▼85)、<4324>電通(4725▼675)、<4042>東ソー(487▼56)、<5202>日本板硝子(70▼16)、<6501>日立製作所(434.2▼49.8)、<6702>富士通(378.9▼46.7)、<7012>川崎重工業(295▼33)、<7261>マツダ(1566.0▼207.0)、<8604>野村HD(382.5▼45.3)などは下落率が10%を超す大幅安に。<6753>シャープ(111▼22)は、東証が8月1日付けで東証2部への降格を発表。債務超過の確認に伴い、上場廃止の猶予期間に入ることも併せて公表し、嫌気売りが膨らみ年初来安値を更新した。公募増資などで約173億円を調達すると発表した<3258>ユニゾHD(4025▼520)は、株式価値の希薄化懸念で4日続落した。

日経平均株価のチャートで見たマーケット分析

日経平均株価は6月16日安値1万5434円から下げ渋り、1万6000円台を回復していた。ただし、23日の英国EU問題での国民投票で離脱となるサプライズを大きく嫌気して、週末は急反落。一気に年初来安値を更新してしまった。円高も進んだことから、マーケットは総崩れとなった。

25日ベースの騰落レシオ(ハローコード<0188>)は6月13日以降、中立の100%を下回っての推移が続く。1万6400円台に下降してきた25日移動平均線が上値抵抗にもなった。13週移動平均線も下落に転じており、短期、中期トレンドが弱気にあることが示されている。東証1部市場の売買代金(ハローコード<0185>)も2兆円以下の立会日が多く、市場エネルギーの沈滞も続く。

ただし、日経平均株価は1万4900円台から1万7800円台でのボックスでの動きが続いているとも認識され、今年は1万5000円台が拾い場になったことも事実。日本では7月に参院選も控えて神経質な展開が続きそうだが、日銀による政策発動期待もあり、平均株価ベースでは底割れは回避できるか注目される。 ただし、全体で利益が減益となる逆業績相場であることも事実であり、積極的に上値を追う展開は期待しない方がいいだろう。1ドル=103円台までの円高進行で輸出系銘柄の業績見通しは暗い。<7203>トヨタ自動車も年初来安値を更新し、5000円台前半の安値圏での軟調相場となっている。

一方で、6月の売り上げが好調だった<9843>ニトリHDは上場来高値を更新と好調。円高メリットも享受する銘柄であり、このような追い風強い一部の株式に資金が集中する傾向がしばらく続きそうだ。<2670>ABCマート、<3091>ブロンコビリー、<7532>ドンキホーテHなどが下げ止まったところでのアヤ押し候補として注目されそう。

また、6月13日の全体急落以降はジャスダック平均(コード<0801>)や東証マザーズ指数(コード<0149>)など小型株のインデックスも弱い動きになっている。マザーズ指数は4月21日にこの数年来の最高値を示現したが、資金の流入はいったん、止まったと考えるべきか。異常にPERが高い銘柄などは、しばらくは敬遠しておく方が無難かもしれない。

今週は国内では30日(木)に鉱工業生産や住宅着工、7月1日(金)には有効求人倍率や日銀短観などが発表される。また、2月期銘柄の第1四半期決算が連日、明らかになる。米国では28日(火)にS&Pケース・シラー住宅価格、29日(水)に個人所得・消費、30日にシカゴ景況指数、1日にISM製造業景況指数などが発表される。連日、国内外で景気の状況が確認される指標が発表され、これに反応する週となりそうだ。まずは週末23日のNY市場の動向が大いに注目される。「リーマン級」の悪夢の再現となるか、今週の動きは非常に重要なものとなろう。
(S.F)