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2016年9月30日
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相場概況
日経平均 16449.84円 (▼243.87) TOPIX 1322.78 (▼20.47)
◎出来高 18.19億株 売買代金 20461.11億円
◎売買単価 1124.49円 (△57.49) 単純平均 2489.37円 (▼31.13)
◎値上がり銘柄数(速報) 256銘柄 (▼1114) 値下がり銘柄数(速報) 1658銘柄 (△1137)
新高値銘柄数(速報) 32銘柄 (▼85) 新安値銘柄数(速報) 55銘柄 (△26)
東証2部指数 4426.12 (▼12.82) 日経JQ平均 2511.42 (▼7.30)
NYダウ 18143.45ドル (▼195.79) ナスダック指数 5269.15 (▼49.40)・9/29
円相場 101.53円 0.77円安・9/29
■出来た株(東1):
8411みずほFG 8306三菱UFJFG 4755楽天 6502東芝 4041日本曹達 3103ユニチカ
■主な値上がり銘柄(東1):
8107キムラタン ( 7△ 1) 5612日本鋳鉄管 ( 166△ 11)
4726ソフトバンテク (3075△ 270) 6630ヤーマン (3910△ 220)
6937古河電池 ( 647△ 46) 2678アスクル (3815△ 200)
■主な値下がり銘柄(東1):
8276平和堂 (1964▼ 190) 6048デザインワン (1815▼ 133)
9099C&FロジHD ( 902▼ 78) 8558東和銀行 ( 89▼ 6)
5273三谷セキサン (2302▼ 198) 8367南都銀行 (3560▼ 235)
■主な値上がり銘柄(東2):
6881キョウデン ( 204△ 22) 4960ケミプロ化成 ( 255△ 13)
2608ボーソー油脂 ( 173△ 14) 7605フジコーポ (1938△ 93)
9353桜島埠頭 ( 228△ 17) 3154メディアスHD (1518△ 72)
■主な値上がり銘柄(JAQ):
3043モジュレ ( 301△ 80) 4317レイ ( 294△ 26)
5216倉元製作所 ( 310△ 80) 8225タカチホ ( 159△ 13)
3798ULSグループ (1294△ 261) 4764Dデザイン (1050△ 78)
■主な値上がり銘柄(東マ):
3906ALBERT (1659△ 300) 6532ベイカレント (1668△ 132)
3962チェンジ (4480△ 700) 4575キャンバス ( 694△ 51)
3856リアルコム ( 648△ 100) 3415TOKYO BASE (2258△ 165)


本日の市況
30日の日経平均株価は大幅安で急反落した。寄り付きの日経平均株価は1万6474.45円、終値は1万6449.84円(▼243.87)。
ドイツ銀行を巡る経営不安の再燃から前日の米国株式市場が下落した流れを引き継ぎ、日本株も売りが先行する展開。金融株を中心に売り圧力が強まった。また、円相場も1ドル101円前後まで強含み、外部環境の悪化も投資家心理の重石に。値がさ株が売られたことも、平均株価を押し下げた。日経平均は安寄り後も下値模索が続き、1万6400円台半ばで取引を終えた。
TOPIXも大幅安で急反落した。東証1部の出来高は約18.19億株、売買代金は約2兆461億円。東証1部における値上がり銘柄数は256、値下がり銘柄数は1658。小型株指数も、2部指数やJASDAQ平均、マザーズ指数がそれぞれ値を下げた。

値下がり銘柄が多いなか、<2269>明治HD(9990△90)や<2501>サッポロHD(2794△6)、<8058>三菱商事(2285.0△13.0)などがしっかり。16/9中間期の業績予想を上方修正した<4828>東洋ビジネス(1460△37)は、年初来高値を更新。<9478>SEHD&I(Jス 268△18)は、出資先の米電池関連技術ベンチャーに<6762>TDK(6700▼200)が数億円を出資したと報じられ、事業支援を行っている同社株に買いが集中して大幅高に。

<4042>東ソー(618▼34)、<4188>三菱ケミカル(628.2▼18.5)、<5803>フジクラ(547▼24)、<6326>クボタ(1513.5▼62.5)、<6752>パナソニック(1002.0▼35.5)、<7269>スズキ(3360.0▼63.0)、<8354>ふくおかFG(417▼23)、<9104>商船三井(233▼7)、<9503>関西電力(915.2▼41.3)などの下げがきつい。<6954>ファナック(1万7010▼280)や<9984>ソフトバンクG(6522▼188)といった値がさ株の一角も安い。<7312>タカタ(355▼5)は、スポンサー選びの入札に参加した全5グループが、出資の前提として同社の法的整理を提案したことが明らかとなり、先行きを懸念した売りが先行。第1四半期の低調な決算を発表した<4825>ウェザーニューズ(3030▼150)は2日続落。

日経平均株価のチャートで見たマーケット分析

日経平均株価はNYダウ(ハローコード<0188>)の1万8000ドル絡みへの下値模索や、1ドル=100円に接近する円高進行などが嫌気され、9月27日にはザラ場で1万6200円台まで売り込まれる場面があった。この安値水準は8月5日以来のこと。しかし、クリントン候補とトランプ候補のテレビ討論でクリントン候補優勢との見方が広がったこともあり、NYダウが持ち直し、東京市場も底割れはなんとか免れそう。

それでも29日時点で日経平均株価は75日と25日移動平均線の狭間に位置し、方向感が見えにくいというのも事実。13週と26週移動平均線はゴールデンクロスとなり、中期トレンドとしては強気のサインを発しているが、週足GCVはプラス圏で下降中であることから、1万7000円の壁は厚いとの感触はある。週足GCVに下げ止まりの兆しが見えてくれば強気が鮮明になるところか。そのためには1万7000円回復が必要条件となるかもしれない。

ただ、1万7000円台は今年2月からの上値抵抗帯であり、1ドル=100円近くまで円高が進行したことを勘案すれば、輸出系企業の9月中間期決算にはあまり期待ができず、力強い株価上昇となるとは考え難いところ。難しいことであるが、全体としては徹底した逆張りスタンスがまだ有効と想像される。

また、東証1部の大型株指数(コード<0202>)は28日時点で25日移動平均線を割っているが、小型株指数(コード<0204>)はこれを上回り、7月21日高値も突破するなど、かなりチャートの様相は異なっている。売買代金(コード<0185>)は2兆円を下回る立ち合い日が多く、市場エネルギーが縮小傾向にある状況下で、好業績の小型株を個別に物色する動きが強まっていると思われる。不安定なNYダウと円高傾向が続けば、しばらくは小型株優位の展開が続くところか。

ただし、為替のチャートも1ドル=100円前後は6月以降、4回にわたって突破を試した価格帯で、強い上値フシとなっている。明確に100円を突破する円高になれば新局面入りで円の一段高となりそうだが、突破できなければ小康状態となり、為替動向は株価に対してニュートラルな要因になりそうだ。こんな点からも日経平均株価など全体のインデックスベースでは大きくは動きにくい展開になる可能性が高いところか。

名実ともに10月相場入りとなるが、1990年から昨年までの日経平均株価を月足陰陽線で勝敗分けすると10月は14勝12敗と、やや強気の月となる。ちなみに11月が15勝11敗、12月が16勝9敗と勝率が次第に高くなるため、10月は仕込み場と考えることもできそうだ。業績堅調な銘柄のアヤ押しポイントをコツコツ拾ってみるというスタンスが有効となるか。

今週は米国では3日(月)にISM製造業景況指数、5日(水)にADP全米雇用報告やISM非製造業景況指数、7日(金)に雇用統計と、要注目の数字が連日のように発表される。米国利上げ観測が再び高まってくるか否か、大いに注目されるところ。国内では2月期銘柄の8月中間期決算の発表が増えてくる。
(S.F)