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2017年1月20日
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相場概況
日経平均 19137.91円 (△65.66) TOPIX 1533.46 (△5.31)
◎出来高 17.91億株 売買代金 20649.69億円
◎売買単価 1152.71円 (△147.29) 単純平均 2748.51円 (△8.62)
◎値上がり銘柄数(速報) 1152銘柄 (▼394) 値下がり銘柄数(速報) 709銘柄 (△345)
新高値銘柄数(速報) 62銘柄 (△18) 新安値銘柄数(速報) 5銘柄 (△2)
東証2部指数 5344.38 (△5.94) 日経JQ平均 2791.34 (△3.54)
NYダウ 19732.40ドル (▼72.32) ナスダック指数 5540.08 (▼15.57)・1/19
円相場 114.83円 1.50円安・1/19
■出来た株(東1):
6502東芝 8411みずほFG 8306三菱UFJFG 8107キムラタン 9101日本郵船 9104商船三井
■主な値上がり銘柄(東1):
3639ボルテージ (1149△ 106) 9110NSユナイテッド ( 218△ 15)
6588東芝テック ( 647△ 51) 6104東芝機械 ( 513△ 35)
6590芝浦メカトロニ ( 284△ 20) 3903gumi ( 992△ 66)
■主な値下がり銘柄(東1):
7312タカタ ( 567▼ 150) 6065サクセスHD (1366▼ 63)
8107キムラタン ( 6▼ 1) 1773YTL ( 47▼ 2)
7575日本ライフL (2064▼ 127) 9418U−NEXT ( 682▼ 29)
■主な値上がり銘柄(東2):
1711省電舎 (1000△ 150) 4624イサム塗料 ( 584△ 44)
6300アピックヤマダ ( 418△ 42) 7190マーキュリア (1761△ 132)
4366ダイトーケミ ( 725△ 56) 6591西芝電機 ( 179△ 13)
■主な値上がり銘柄(JAQ):
2703日本ライトン ( 285△ 80) 6777santec ( 717△ 100)
4664RSC ( 486△ 80) 3370フジタコーポ (1090△ 150)
3956国際チャート ( 291△ 46) 1381アクシーズ (2170△ 258)
■主な値上がり銘柄(東マ):
3810サイバステップ (1035△ 150) 6084オウチーノ (3650△ 420)
6192ハイアス&Co (1460△ 203) 3267フィルカンパニ (3425△ 335)
3556リネットJP (5480△ 690) 6096レアジョブ (2038△ 172)


本日の市況
週末20日の日経平均株価は3日続伸した。寄り付きの日経平均株価は1万9059.15円、終値は1万9137.91円(△65.66)。
もっとも朝方は、前日の米国株式市場が低調だった流れを受け、日本株も売り優勢でスタート。日経平均は小安く寄り付いた。今晩のトランプ米大統領就任式を控えて様子見ムードが広がる格好に。ただ、為替は一時1ドル115円台まで円安が進むなど、一方的に強含む展開とはなっておらず、輸出関連を中心に支援材料となった。イベント待ちではあるが売り急ぐ動きは限定的で、日経平均は安寄り後にプラス圏へと浮上。1万9100円台半ばでのもみ合いで取引を終えた。
TOPIXも3日続伸した。東証1部の出来高は約17.91億株、売買代金は約2兆649億円。東証1部における値上がり銘柄数は1152、値下がり銘柄数は709。小型株指数は、2部指数やマザーズ指数、JASDAQ平均がそれぞれ上昇した。

<1605>国際帝石(1153.0△16.0)、<3436>SUMCO(1691△85)、<4042>東ソー(839△10)、<5703>日軽金HD(263△5)、<6504>富士電機(659△28)、<7013>IHI(308△5)、<8729>ソニーFHD(1914△57)などに買いが先行。<2503>キリンHD(1895.0△24.0)は、蘭ハイネケンによるブラジル部門の買収が報じられ、収益改善期待で続伸した。<6502>東芝(246.7△4.4)は、半導体事業以外も売却して3000億円規模を確保すると報じられ反発。<6217>津田駒工業(176△9)は17/11期の好業績予想を発表し、大幅高で3日続伸した。16/12通期の業績予想を上方修正した<5201>旭硝子(823.0△5.0)がしっかり。

<1332>日本水産(545▼9)、<1925>大和ハウス工業(3134.0▼22.0)、<3863>日本製紙(2082▼44)、<4506>大日本住友製薬(2024▼17)、<4704>トレンド(4215▼25)、<7762>シチズン(700▼1)、<7951>ヤマハ(3550▼10)、<8252>丸井グループ(1698▼1)などがさえない。<6391>加地テック(東2 273▼4)は17/3通期の業績予想を下方修正し、反落した。17/11期の営業減益予想を発表した<9836>リーバイス(Jス 329▼31)が急反落。一方、17/3通期の最終益予想を上方修正した<2354>安川情報S(東2 984▼126)だが、第3四半期の営業赤字などが嫌気され、大幅安で3日ぶりに反落した。

日経平均株価のチャートで見たマーケット分析

日経平均株価は1月4日大発会こそ479円の大幅高で始まったが、その後は上値の重い展開となり、25日移動平均線を割り込んできた。25日ベースの騰落レシオ(ハローコード<0188>)は18日には約4カ月ぶりに中立の100%割れとなり、足元では軟調な銘柄が増えていることが確認される。まずはこのレシオの下げ止まりを注視するという戦略も考えられよう。

軟調な背景は、年初から上値が重くなったNYダウ(コード<0460>)と1ドル=112円台まで進行した円高が挙げられる。ただし、18日にはイエレンFRB議長が、利上げが遅れればインフレが進んで金融不安定化を招き、景気後退に陥る恐れがあると警告したことから、ドルが買い直され、1ドル=114円台に戻るなど、日米の金利差を意識した自然な為替の動きにもなる傾向は残っている。トランプ新大統領は米国内産業保護のためドル安政策を採りたい意向でもあるようだが、就任後のFRBとの綱引きが大きく注目されるところだろう。

日経平均株価は25日移動平均線を割ったものの、日足GCVはマイナス圏で下げ止まる兆しをみせ、反発があっても不自然ではない態勢に。中期モメンタムである週足GCVはまだ+10%以上の水準で下降中であり、もう一段安となる可能性はあるが、為替相場の方向性次第では下げ止まることもありそうだ。13週移動平均線は1万8500円台にあり、中期上昇トレンドが継続するとすれば1万9000円割れは拾い場となるポイントかもしれない。前述したように騰落レシオの反転ポイントで買いを入れるという作戦もあろう。

円安傾向に復帰すれば、電機や自動車などの外需系銘柄が優位ということになるが、中でも<4063>信越化学工業、<6857>アドバンテスト、<8035>東京エレクトロンなどの半導体関連の快調さが目立っている。順張りであればこのグループをポートフォリオに入れておくのも一策と思われる。

もちろん、<7203>トヨタ自動車や<7270>富士重工業などの完成車メーカーの復権も期待できそうな地合いになってきた。ただし、トランプ大統領のけん制発言には要警戒となる。そこで下げるようなところで打診買いというスタンスも有効かもしれない。

また、全体市場が上向いてくると、2月や3月年度末での配当利回りが魅力になってくる。主力株では<8001>伊藤忠商事の年間配当利回りが3.5%程度となっている(うち中間配は実施済み)。株価の下値不安が減少してくると、素直に配当狙いを試みることもできよう。もちろん業績堅調な銘柄を選択することが無難であるが。3月末にかけて人気化する前に仕込んでおくという作戦もあろう。

目先では第3四半期の決算発表が本格化してくる。厳密には昨年10−12月期ということになるが、10月スタート時が1ドル=101.50円程度であったのに対して、12月中旬には118円台前半までの円安進行となった。新年からは円安一服となっているが、10月から12月にかけては約17円幅の円安進行になっており、1ドル=105円前提に変更した輸出企業には9月中間決算の減額修正から一転して、増額となる銘柄が増えそうだ。

ただし、昨年末の円安進行時にかなりの株価上昇となった銘柄が多く、期待ほどの決算数値が出なかったものについては失望売りが出る可能性もあろう。そんな観点ではなかなか難しい決算発表時のマーケットともいえそうだ。23日(月)には<6506>安川電機、24日(火)には<6594>日本電産、25日(水)には<4217>日立化成、26日(木)には<6954>ファナックなどの決算が発表される。通期増額をするかしないかで、株価動向は大きく変わることになりそうだ。

スケジュールとしてはまず米国で週末20日にトランプ大統領の就任式がある。ここでの発言に対してNY株式市場がどのような反応となるか注目される。また、24日(火)には中古住宅販売、26日(木)には新築住宅販売、27日(金)には耐久財受注、そして日米首脳会談が開かれる。国内では25日(水)には気象庁の3カ月予報が発表される。また、中国は27日(金)より旧正月で長期休場となる。
(S.F)