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2016年5月27日
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相場概況
日経平均 16834.84円 (△62.38) TOPIX 1349.93 (△7.06)
◎出来高 18.05億株 売買代金 16581.60億円
◎売買単価 918.30円 (▼118.40) 単純平均 2630.52円 (△4.34)
◎値上がり銘柄数(速報) 988銘柄 (△58) 値下がり銘柄数(速報) 773銘柄 (▼71)
新高値銘柄数(速報) 57銘柄 (▼11) 新安値銘柄数(速報) 22銘柄 (△12)
東証2部指数 4348.83 (▼8.04) 日経JQ平均 2517.96 (±0)
NYダウ 17828.29ドル (▼23.22) ナスダック指数 4901.77 (△6.88)・5/26
円相場 110.03円 0円安・5/26
■出来た株(東1):
3765ガンホー 6502東芝 8411みずほFG 8306三菱UFJFG 5406神戸製鋼所 3103ユニチカ
■主な値上がり銘柄(東1):
3765ガンホー ( 338△ 78) 7148FPG (1190△ 118)
7818トランザク ( 986△ 126) 6502東芝 ( 266△ 26)
8518日本アジア投資 ( 406△ 47) 3288オープンハウス (2798△ 260)
■主な値下がり銘柄(東1):
7312タカタ ( 421▼ 37) 1811銭高組 ( 415▼ 25)
9765オオバ ( 440▼ 33) 3321ミタチ産業 ( 622▼ 36)
9517イーレックス (1830▼ 136) 3022山下医科器械 (1735▼ 100)
■主な値上がり銘柄(東2):
7946光陽社 ( 137△ 23) 3238セントラル総合 ( 290△ 23)
6493日鍛バルブ ( 370△ 44) 3221ヨシックス (1750△ 138)
3924ランドコン (3500△ 340) 6336石井表記 ( 416△ 32)
■主な値上がり銘柄(JAQ):
4572カルナバイオS (3370△ 504) 3842ネクストジェン (1577△ 141)
7855カーディナル ( 669△ 100) 3933チエル (3980△ 345)
4736日本ラッド ( 609△ 84) 9478SEHD&I ( 243△ 21)
■主な値上がり銘柄(東マ):
3825リミックス ( 228△ 49) 3698CRI・MW (3450△ 290)
3913sMedio (1782△ 282) 6048デザインワン (2140△ 175)
6185ソネットメディ (3305△ 504) 3911Aiming ( 647△ 52)


本日の市況
週末27日の日経平均株価は小幅高で3日続伸した。寄り付きの日経平均株価は1万6830.50円、終値は1万6834.84円(△62.38)。
昨日の米国株式市場が高安まちまちで手掛かり材料に欠けるなか、原油高などが相場を押し上げる格好。米原油先物は一時1バレル50ドルを回復し、2月半ばに付けた安値からはほぼ倍増の水準で、資源関連を中心に買いが先行した。ただ、伊勢志摩サミットで採択された首脳宣言はサプライズもなく、市場の反応は限定的。週末要因に加え、イエレンFRB議長の講演も控えており、全体的には引き続き様子見ムードが根強い地合い。日経平均は小じっかりで始まった後、小幅なレンジ内で終日もみ合った。
TOPIXも買いが先行し、反発した。東証1部の出来高は約18.05億株、売買代金は約1兆6581億円。東証1部における値上がり銘柄数は988、値下がり銘柄数は773。小型株指数は、2部指数は値を下げたが、マザーズ指数は上昇。ジャスダック指数は変わらず。

<2269>明治HD(9930△150)、<4507>塩野義製薬(6189△49)、<5803>フジクラ(576△11)、<6753>シャープ(147△6)、<7013>IHI(279△10)、<8309>三井住友トラスト(379.7△7.7)、<9021>JR西日本(6772△257)、<9984>ソフトバンクG(6053△78)に買いが先行した。<6502>東芝(266.3△26.3)は大幅高。<1605>国際帝石(883.5△30.7)や<5021>コスモエネHD(1561△32)、<5707>東邦亜鉛(349△6)、<8031>三井物産(1304.0△11.0)といった資源関連の一角も高い。<7259>アイシン精機(4505△275)は未定でいた17/3期の堅調な見通しを発表し、3日続伸。16/4中間期は経常最高益との観測を受け、<4666>パーク24(3095△5)がしっかり。<7762>シチズンHD(601△11)は、スイス時計メーカーを子会社化すると発表し、2日続伸した。

<3407>旭化成(731.7▼12.4)、<4689>ヤフー(493▼3)、<5631>日本製鋼所(453▼4)、<6305>日立建機(1661▼50)、<6752>パナソニック(965.0▼3.4)、<7003>三井造船(173▼6)、<7211>三菱自動車(563▼13)、<7735>SCREEN(1040▼22)、<8233>高島屋(752▼9)、<9983>ファーストリテ(2万9000▼400)などに売りが先行。<9009>京成電鉄(1425▼27)、<9022>JR東海(1万9305▼285)といった鉄道株や、<9062>日本通運(470▼10)、<9064>ヤマトHD(2214.5▼63.0)など陸運株が安い。<4042>東ソー(518▼14)や<4272>日本化薬(1080▼4)、<4452>花王(5952.0▼4.0)といった化学株の一角もさえない。

日経平均株価のチャートで見たマーケット分析
日経平均株価はNY株高や円高一服を背景に、5月2日のザラ場安値である1万6000円割れから復調となり、1万7000円の攻防に。1カ月弱で1000円幅の上昇となった。3月期本決算と17/3期予想が出揃い、円高進行で輸出系企業を中心に先行きが懸念された東京市場だが、米国株高と円高一服となれば買い安心感が出てくる。日経平均の予想平均PER(ハローコード<0168>)は14倍前後と割高感がないこともあり、底堅い値動きとなっている。

ただし、輸出系銘柄は<7203>トヨタ自動車を代表格として減益予想が大半であり、あくまで「リバウンド」といったムードは拭えないことも事実だろう。トヨタ自動車の場合、13週と26週移動平均線を越えられないままにある。中期トレンドが強気に転換するには本格的なNY株高と円の一段安が必要条件となろう。

また、不透明要因としては、米国が利上げに動くという姿勢となれば、「円安・米国株安」というパターンが想定され、これを受けて輸出株がどのような株価の反応になるか興味深いところ。

一方で、強気基調を鮮明にしてきたのが大手ゼネコンなどの公共事業関連。震災復興や2020年の東京五輪需要などを背景に高水準の受注を抱えているセクターで、業績は総じて堅調である。<1803>清水建設の場合、前期の純利益が4度、増額して着地。今期も9.6%増の650億円予想で、1株益は82.4円台が見込まれる。株価は1000円大台前後まで復調となっているが、PERは12倍程度と、2ケタ近い増益予想の銘柄としては割高感はない。その他の大手ゼネコンには減益予想のものが少なくないが、前期は増額修正モードにあったものがほとんどで、今後は上方修正される可能性がありそうだ。<1883>前田道路など道路株なども同様に期待できそうだ。

2020年開催であり、建設株の株価のピークはその2年程度前というイメージを持てば、2018年ころまでは強気基調が続くとも想定できよう。ちなみに1964年10月開催の東京五輪時の日経平均株価は、前年の1963年4月に高値を打ち、その後「オリンピック不況」につながる株価低迷期に突入している。五輪開催の1年半前に株価は天井を打ったということになる。

なお、清水建設の場合、1989年大バブル時の最高値2510円から2012年安値223円までの押し幅の半値戻りは1366円となる。1996年と2015年に1200円台の上値があり、ここを突破となれば上値余地が広がりそうなチャートパターンにも見える。トヨタ自動車の場合は戻り売り圧力がかなり強そうに見えるチャートだが、清水建設は13週移動平均線を上回る堅調なトレンドであり、昨年8月高値1237円をうかがう展開になっても不自然ではないところか。

全体としては年初来高値銘柄数(コード<0186>)が25日には今年最大となる101銘柄に拡大。"強い銘柄は強い"という流れは継続しているようだ。25日や13週移動平均線などでトレンドが強気基調にあり、業績も良好な銘柄のアヤ押し狙いが妥当な局面にあると思われる。

今週は国内で31日(火)に4月に鉱工業生産は発表される。1月期決算銘柄の第1四半期決算や、<4666>パーク24など10月期銘柄の中間決算なども明らかになる。米国では30日(月)は祝日で休場。31日(火)はS&Pケース&シラー住宅価格や消費者信頼感指数、6月1日(水)には建設支出やベージュブック、週末3日(金)には雇用統計が発表される。米国の利上げが取りざたされ、東京市場にも影響を与えそうだ。

(S.F)