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2011年7月1日
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相場概況
日経平均 9868.07円 (△51.98) TOPIX 853.86 (△4.64)
◎出来高 16.75億株 売買代金 11698.62億円
◎売買単価 698.29円 (△4.81) 単純平均 236.06円 (▼0.87)
◎値上がり銘柄数(速報) 884銘柄 (▼259) 値下がり銘柄数(速報) 615銘柄 (△249)
新高値銘柄数(速報) 53銘柄 (△14) 新安値銘柄数(速報) 2銘柄 (±0)
東証2部指数 2341.33 (△7.38) 日経JQ平均 1259.12 (△6.82)
NYダウ 12414.34ドル (△152.92) ナスダック指数 2773.52 (△33.03)・30日
円相場 80.41円 ・6/30
■出来た株(東1):
8411みずほFG 8306三菱UFJFG 4680ラウンドワン 5738住友軽金属工業
■主な値上がり銘柄(東1):
3620デジタルハーツ(12.98万△1.87万) 8103明和産業 ( 286△ 25)
6958日本CMK ( 301△ 33) 8515アイフル ( 125△ 10)
4343イオンF (1154△ 106) 9842アークランド (1379△ 99)
主な値上がり銘柄(東1)300円未満:
8103明和産業 ( 286△ 25) 1773YTL ( 45△ 3)
8515アイフル ( 125△ 10) 5815沖電線 ( 187△ 12)
4221大倉工業 ( 285△ 20) 4745東京個別指導 ( 165△ 10)
主な値上がり銘柄(東1)300〜1000円以内:
6958日本CMK ( 301△ 33) 8037カメイ ( 358△ 21)
7260富士機工 ( 338△ 23) 6800ヨコオ ( 501△ 29)
6632JVCKWHD( 428△ 29) 8059第一実業 ( 470△ 27)
主な値上がり銘柄(東1)1000円以上:
4343イオンF (1154△ 106) 6954ファナック (1.411万△ 730)
9842アークランド (1379△ 99) 8934サンフロンテ (7630△ 380)
5943ノーリツ (1572△ 95) 4684オービック (1.569万△ 700)
■主な値下がり銘柄(東1):
6793山水電気 ( 1▼ 1) 5632三菱製鋼 ( 260▼ 15)
4716日本オラクル (2800▼ 700) 6355住友精密工業 ( 565▼ 32)
8918ランド ( 16▼ 1) 2462ジェイコム (1001▼ 52)
■主な値上がり銘柄(東2):
6835アライドHD ( 103△ 14) 2112塩水港精糖 ( 196△ 15)
3011バナーズ ( 8△ 1) 5276石川島建材工業( 114△ 7)
1844大盛工業 ( 21△ 2) 6343フリージア ( 18△ 1)
■主な値上がり銘柄(JAQ):
9898サハダイヤ ( 82△ 18) 9423フォーバルR (3000△ 500)
6626SEMITEC(2090△ 400) 4736日本ラッド ( 500△ 80)
9960東テク ( 453△ 80) 4662フォーカス ( 575△ 85)
■主な値上がり銘柄(東マ):
3237イントランス (2.18万△2590) 2345システムTi (6.45万△4500)
3744サイオステク ( 3万△3000) 3793ドリコム (28.14万△1.84万)
2492インフォマート(17.1万△1.3万) 3853インフォテリア( 336△ 21)


本日の市況
週末の東京市場、日経平均株価は小幅高で4日続伸した。寄り付きの日経平均株価は9878.69円、終値は9868.07円(△51.98)。米国経済指標の良好な推移などを受け、前日のNYダウが大幅高となったことを好感し、日本株も買いが先行。日経平均は一時5月11日以来となる9900円台(ザラ場ベース)を回復する場面も見られた。ただ、その後は6月の米国ISM製造業指数の発表を今晩に控えているほか、週末による様子見ムードの広がりもあり、次第に上値の重い展開に。また、直近の急ピッチな上昇も意識されたようで、戻り売りや利益確定の動きも見られた。日経平均は堅調ながらも、日足陰線で取引を終了。TOPIXも4日続伸した。東証1部の出来高は約16.75億株、売買代金は約1兆1698億円。東証1部における値上がり銘柄数は884、値下がり銘柄数は615。小型株指数は、2部指数、JASDAQ平均がそれぞれ値を上げた一方、マザーズ指数が値を下げた。

<7203>トヨタ自動車(3335△35)、<7267>ホンダ(3110△25)、<6501>日立製作所(479△6)、<6758>ソニー(2125△8)、<6954>ファナック(1万4110△730)といった輸出の主力が高い。また、<8031>三井物産(1400△16)など総合商社や、<8316>三井住友FG(2500△32)、<9984>ソフトバンク(3080△50)など、内需株の一角も堅調。<7741>HOYA(1845△71)は、<7752>リコー(887▼2)がHOYAからペンタックス(カメラ事業)を買収との報道を受け、値を上げた。<3398>クスリのアオキ(1124△12)は、12/5期の増収増益見通しを発表し、好反発した。第1四半期の大幅な増益決算を発表した<7599>ガリバー(3450△110)は、3日続伸。<5943>ノーリツ(1572△95)は、11/12通期の業績予想を上方修正し、年初来高値を更新した。200万株(発行済み株式の1.3%)・24億円を上限とする自社株買いの実施と併せ、約246万株(同1.6%)の自己株式を消却すると発表した<2809>キユーピー(1044△21)も、年初来高値を更新。

<4062>イビデン(2409▼96)、<7751>キヤノン(3800▼10)、<9433>KDDI(56万7000▼1万)、<3632>グリー(1733▼18)、<2432>DeNA(3425▼30)などに売りが先行した。前日急伸した<4680>ラウンドワン(677▼9)だが、本日は小反落。<2685>ポイント(3330▼165)は、未定でいた12/2通期見通しについて、減益予想を発表したことが嫌気された。<5632>三菱製鋼(260▼15)も、12/3通期の減益予想を発表し、2日続落。第1四半期の大幅減益決算を発表した<2178>トライステージ(東マ 1185▼25)は、失望売りが先行した。<4819>デジタルガレ(Jス 29万3800▼3万2700)は、公募増資で約96億円の資金を調達すると発表し、株式価値の希薄化懸念から、大幅安に沈んだ。

日経平均株価のチャートで見たマーケット分析

日経平均株価は米国株式の反発や円高一服などを好感して、順調な反発相場となった。フシ処と思われていた9700円絡みを突破できたことで、5月2日ザラ場高値10017.47円へチャレンジする可能性も出てきた。25日移動平均線に続いて75日移動平均線も突破。TOPIXも同様に29日には75日線を突破した。日経平均株価が75日線を終値で回復したのは、3月11日に東日本大震災勃発で割り込んで以来のこと。

また、日経平均株価は現在、9500円絡みから上昇の兆しとなってきた25日線が、75日線とのゴールデンクロス目前となっており、短期トレンド面で、目先、注目されるところ。25日と75日線のゴールデンクロスが実現すれば、昨年10月上旬以来のことになる。このときはクロス後、軟調相場に転じ、11月2日までは調整期間となり、25日も75日線も割り込む場面があったが、同日以降は今年2月17日までの堅調相場につながった。昨秋はゴールデンクロスとなったが、そこで短期過熱感から利食いが出て一時的に軟調相場となったものの、結局はゴールデンクロスのサインは有効であった、と顧みることができる。

仮に9300−1万円のボックスがまだまだ継続すれば、25日と75日線のゴールデンクロスも、強気の確証とはなりにくいかもしれないが、1万円大台を突破するようであれば、数カ月タームでの強気展開が期待できそうだ。米国、欧州、そして為替動向など外部要因に左右される部分は大きいが、上値を試す態勢は整いつつあると認識したい。

ただし、国内の内部要因も悪いものではない。29日に発表された5月の鉱工業生産指数は前月比で5.7%上昇し、総体としては震災後の経済活動が順調に回復しつつあることが確認された。自動車や一般機械がけん引役となっており、個別にも<7201>日産自動車や<7267>ホンダなどの株価は堅調展開となった。中でも日産自動車は年初来高値を更新する強い動きで、中国、そして欧米、ロシアなど海外市場での好調さを評価する相場展開となっているようだ。トラックメーカーも<7202>いすゞ自動車や<7205>日野自動車が快調展開にある。

自動車株で出遅れたのは業界トップの<7203>トヨタ自動車。経常は前期比43.2%減益予想となり、復活のスケジュールが遅れるとの見通しが嫌気されているもようで、震災後は3000円台前半でのボックス相場が継続している。ただし、2月15日に3955円の高値示現銘柄であり、7月中旬からは期日向かいの日柄となってくる。それを見越して小安いポイントで仕掛けておくのも一策か。

また、自動車は関連銘柄の裾野が広い。ベアリング大手の<6473>ジェイテクトは今期経常2ケタ増益予想。<6471>日本精工は19.3%増益見通しが好感され、震災前の株価水準まで反発してきた。<4612>日本ペイントも今期経常は増益予想。<4613>関西ペイントは経常減益予想ながら、全体増収、最終増益見通しで、復調予想となっている。<5108>ブリヂストンをはじめとしたタイヤメーカーもアヤ押し狙い候補として要注目だろう。好調な日産系の<5196>鬼怒川ゴム工業はやっと12/3期業績予想を発表したが、好調見通しを好感して株価は年初来高値を更新している。

ホンダ系の企業である<7220>武蔵精密工業は減益予想だが、株価は5月高値を突破してきた。日産系で最大の部品メーカーである<7248>カルソニックカンセイは最終益が34.6%増益予想となり、400円台の株価は大きく好感できた。その他には30日時点ではまだ決算予想を発表していない自動車シートの<7239>タチエスなどもある。

また、<6103>オークマなどの自動車向けに強い工作機械株も収益底上げ期待が持たれるため、株価は総じて復調傾向に。<6104>東芝機械、<6135>牧野フライス工業、<6141>森精機製作所など設備投資関連も注目される。太陽電池関連としての側面も期待される<6140>旭ダイヤモンド工業の経常益は16.8%増益予想であり、アヤ押し狙い候補としてウオッチしておきたいところ。

また、東証2部では、<6493>日鍛バルブ、<7233>自動車部品工業、<7235>東京ラヂエーター製造、<7287>日本精機、<7291>日本プラストなど。大証2部では<7271>安永、<7279>ハイレックス、名証では<6134>富士機械製造、<6142>富士精工、<7249>尾張精機など。JASDAQ市場(スタンダード)では、<5970>ジーテクト、<7298>八千代工業、<7218>田中精密工業……等々が自動車関連企業として挙げられる。

その外、やはり太陽電池など原発への代替エネルギー関連は折に触れて再評価されることだろう。6月14日に2246円の高値を示現後、上げ一服となっていた<6890>フェローテック(Jス)は75日移動平均線絡みへの調整ポイントで下げ渋ってきた。

また、米国株高や円安を背景に日経平均株価が着実に上値を追う展開となれば、各業界のトップ級銘柄が先導役になる可能性がある。事実、これまで出遅れ気味であった大型株指数(コード<0202>)が小型株指数(コード<0204>)を追撃する兆しも見えてきた。となると、<4188>三菱ケミカルホールディングス、<5201>旭硝子、<5401>新日本製鉄、<5713>住友金属鉱山、<6501>日立製作所、<8058>三菱商事、<9101>日本郵船などの業界トップ級銘柄の本格復権もありえよう。反対に日経平均株価の上値が重いようであれば、引き続き割安小型株やテーマ株優位の展開が継続するというシナリオが妥当か。

今週は5日(火)に<2651>ローソン、6日(水)に<8267>イオン、7日(木)に<3382>セブン&アイ・ホールディングスなど、2月本決算の小売り株の第1四半期決算が多く発表される。これまで、<3086>J.フロント リテイリング、<8233>高島屋、<8270>ユニーなどが、期初の慎重な収益見通しよりも堅調な12/2期になるもようとの発表や一部報道から、大手コンビニやスーパー・百貨店などは総じて堅調な第1四半期決算になる公算がありそうだ。また、決算期は様々だが、<3349>コスモス薬品、<3398>クスリのアオキ、<7649>スギホールディングス、<9989>サンドラッグなどのドラッグストアチェーンも好業績銘柄が多いグループとして注目したい。外食では<7550>ゼンショーや<7630>壱番屋などが勝ち組としての株価推移となっている。自転車販売の<3333>あさひは第1四半期の好決算発表が好感される場面があったが、押したら買いの好業績銘柄としてウォッチを継続してみたい。

経済指標は、国内では7日(木)に5月の機械受注が発表される。米国では同じく7日に6月のADP雇用報告が、8日(金)に雇用統計が発表され、この数字に米国株価は大きく影響されそうだ。また4日(月)は独立記念日で米国株式市場は休場となる。
(S.F)

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