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2011年4月28日
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相場概況
日経平均 9849.74円 (△157.90) TOPIX 851.85 (△11.98)
◎出来高 21.84億株 売買代金 16028.58億円
◎売買単価 733.77円 (▼19.57) 単純平均 234.51円 (△3.11)
◎値上がり銘柄数(速報) 1255銘柄 (△388) 値下がり銘柄数(速報) 295銘柄 (▼347)
新高値銘柄数(速報) 19銘柄 (△7) 新安値銘柄数(速報) 5銘柄 (▼6)
東証2部指数 2286.74 (▼0.01) 日経JQ平均 1247.80 (△5.38)
NYダウ 12690.96ドル (△95.59) ナスダック指数 2869.88 (△22.34)・27日
円相場 81.78円 ・4/27
■出来た株(東1):
8411みずほFG 6501日立製作所 8306三菱UFJFG 6502東芝
■主な値上がり銘柄(東1):
8907フージャース (3.635万△3850) 6807日本航空電子 ( 589△ 52)
5410合同製鉄 ( 207△ 21) 3023ラサ商事 ( 352△ 30)
7976三菱鉛筆 (1440△ 133) 9477角川HD (2112△ 179)
主な値上がり銘柄(東1)300円未満:
5410合同製鉄 ( 207△ 21) 7873アーク ( 104△ 7)
9132第一中央汽船 ( 157△ 13) 8584ジャックス ( 223△ 15)
6440JUKI ( 200△ 15) 8918ランド ( 17△ 1)
主な値上がり銘柄(東1)300〜1000円以内:
6807日本航空電子 ( 589△ 52) 5975東プレ ( 665△ 45)
3023ラサ商事 ( 352△ 30) 1983東芝プラント ( 914△ 58)
4671ファルコSD ( 692△ 47) 7245大同メタル工業( 726△ 46)
主な値上がり銘柄(東1)1000円以上:
8907フージャース (3.635万△3850) 7518ネットワンS (14.54万△1.23万)
7976三菱鉛筆 (1440△ 133) 5214日本電気硝子 (1223△ 97)
9477角川HD (2112△ 179) 4295フェイス (1.328万△1020)
■主な値下がり銘柄(東1):
7715長野計器 ( 626▼ 44) 7752リコー ( 890▼ 56)
1805飛島建設 ( 29▼ 2) 6345アイチコーポ ( 385▼ 24)
6910日立メディコ (1077▼ 71) 8772アサックス (11.86万▼6200)
■主な値上がり銘柄(東2):
6392ヤマダコーポ ( 188△ 43) 8105堀田丸正 ( 41△ 3)
5010日本精蝋 ( 331△ 53) 7602カーチスHD ( 28△ 2)
6334明治機械 ( 24△ 3) 6343フリージア ( 18△ 1)
■主な値上がり銘柄(JAQ):
3266ファンドクリエ( 115△ 30) 3429ストロベリC (2.637万△5000)
4576デウエスタン研( 129△ 30) 4336クリエアナブキ(4.13万△7000)
4570免疫生物研究所(2543△ 500) 2303ドーン ( 9万△1.5万)
■主な値上がり銘柄(東マ):
7853YAMATO (2600△ 500) 3060マガシーク (11.3万△1.5万)
2338セブンシーズT(2.14万△4000) 6264マルマエ (2.79万△3550)
6656インスペック (4.84万△7000) 2399綜合臨床HD (4.115万△4900)


本日の市況
週末の東京市場、日経平均株価は大幅高で2日続伸した。寄り付きの日経平均株価は9749.36円、終値は8749.74円(△157.90)。前日のNYダウが続伸し、上値追いの展開となったことなどが好感され、日本株もその流れを引き継ぎ買いが先行して始まった。また、大型連休を控えた週末とあって様子見ムードもあったが、決算発表が済んだ一部の好業績銘柄が上昇するなど、企業業績などに対する過度な警戒感が後退しているとの見方もあり、買い安心感が広がったようだ。日経平均株価は本日の高値で取引を終了。なお、日銀は金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決定した。
TOPIXも2日続伸。東証1部の出来高は約21.84億株、売買代金は約1兆6028億円。東証1部における値上がり銘柄数は1255、値下がり銘柄数は295。小型株指数は、JASDAQ平均、マザーズ指数が値を上げた一方、2部指数が値を下げた。

<7203>トヨタ自動車(3230△45)、<6501>日立製作所(438△17)、<5713>住友金属鉱山(1437△11)、<8058>三菱商事(2179△17)、<8306>三菱UFJFG(387△7)、<8802>三菱地所(1408△7)など、主力株の一角が軒並み高い。12/3期の大幅な増収・増益予想を発表した<6301>コマツ(2840△78)が2日続伸。前11/3期の大幅な増益決算を発表した<6753>シャープ(741△2)や、<6762>TDK(4160△130)など、それぞれしっかりで推移した。<6857>アドバンテスト(1597△84)も前11/3期の本決算において、増収・黒字転換して着地したことが好感され、大幅高で2日続伸。<9501>東京電力(425△13)は反発。<3037>スタイライフ(Jグ 7万1000△1万S高)は、<8251>パルコ(691△15)との業務・資本提携を発表し、大幅高に。1500株(発行済み株式の1.39%)・9000万円を上限とする自社株買いを発表した<2399>綜合臨床HD(東マ 4万1150△4900)は、好材料に反応し急反発した。

<6758>ソニー(2260▼106)は、不正アクセスにより顧客の個人情報が大量流出した恐れがある問題が引き続き懸念され、大幅安で5日続落した。<6504>富士電機(252▼13)、<7974>任天堂(大1 1万9170▼600)、<4549>栄研化学(1020▼36)などが売られた。<7205>日野自動車(381▼9)は11/3通期の営業・最終益予想などを下方修正し、反落した。12/3期の大幅な営業減益予想を発表した<9022>JR東海(61万1000▼5000)に、嫌気売りが先行。軟調な12/3期予想を発表した<7003>三井造(200▼4)、<9104>商船三井(450▼2)もさえない。一方、<7752>リコー(890▼56)は12/3期の増収・大幅増益予想を発表したものの、好材料の出尽くし感から売りに押される展開。

日経平均株価のチャートで見たマーケット分析

 4月の日経平均株価はほぼ9600円をはさんでの小動きに終始する展開となった。すんなりと1万円大台を回復させてはくれそうにないとの感触は強い。これはTOPIXにも同様のことが言える。

東証1部市場の売買代金(ハローコード<0185>)は25日に約9079億円と、昨年大納会の12月30日以来の1兆円大台割れまで落ち込んだ。エネルギー不足は明らかであり、復興相場を期待しても、全体の底上げには至らないというのが実態であろう。さらに、今後本格化する3月期本決算発表待ち、というムードも根強い。手を出しにくい相場局面であるのは事実だ。

日経平均株価の中期トレンドも13週と26週移動平均線がデッドクロスしたばかりであり、本格的に13週線が下降してきた状況にあっては、下値不安も払拭はできないところ。中期モメンタムの週足GCVに底入れの兆しが見えないわけではないが、ここから本格的に反発せずにマイナス圏でくすぶるようであれば、日柄調整がしばらくは必要かもしれない。

さらに、日経平均株価の長期のトレンドを顧みると、楽観を許さないものも感じる。1996年6月に2万2666円(終値ベース)の高値をつけた後、平均株価は09年3月安値7054円まで下落したが、現時点を含めると15年間近くも上値・下値切り下げ型の弱気トレンドが継続していることになる。09年安値はバブル崩壊後の最安値でもあるが、今回の震災ショックで、この安値を割り込まないという保証はないだろう。09年3月安値は、08年9月に明らかになった米リーマン・ブラザーズの経営破たんに端を発するものであったが、安値示現まで日柄で半年が必要であったことになる。また、95年1月17日に勃発した阪神・淡路大震災時は、同年7月3日安値までの株価調整を強いられた。このときも半年程度の日柄調整となったわけだ。今回も震災発生から半年間の日柄が必要となれば、9月中旬までの株価低迷も覚悟しておくべきか?

ここまでは弱気材料を記してきたが、復興に道筋が立ち、製造業の生産も日を追って回復してくると、"日本再生"を買う相場がないとはいえないだろう。4月下旬の日経平均株価9000円台は、震災のダメージを織り込んだという見方もできよう。全体市場の底上げにはやや時期尚早かもしれないが、個別と割り切れば、復興関連や好業績見通し銘柄には妙味があることに変わりはないだろう。

高吸水性樹脂が好調な<4008>住友精化は3月31日に11/3通期の経常益を35億円から46億円予想に増額修正している。株価はその直後の4月4日に480円の年初来高値を示現したが、その後はほぼ450円を中値とする小動きに。12/3期もアジア向けなどの好調継続が期待され、連続増益となる可能性は高そうだ。PERは11倍程度と割高感もない。本決算は5月11日(水)に発表の予定だが、そこで収益続伸予想となれば、480円へチャレンジか。売買単位は1000株。その他、高吸水樹脂関連には<4114>日本触媒や<4471>三洋化成工業が挙げられる。

自動車株では、トラック主体の<7202>いすゞ自動車や<7205>日野自動車はもちろんだが、軽自動車主体の<7269>スズキが下値切り上げ型のチャートになってきたことに注目したい。東北地方で順次、復興が進めば、トラックに加えて軽自動車の需要が高まる可能性が高いと思われる。11/3期決算が減額して着地しても、12/3期見通しが良好であれば市場も評価できそうだ。

ハイテク系化学株では、<4062>イビデンの12/3期はスマートフォンやタブレット型端子向け部品の生産・販売の強化で、下期から回復を見込み、増収増益予想を発表した。<3405>クラレは液晶ディスプレー用ポバールフィルムを中心に需要が好調で、12/3期の営業益は前期比13%増益予想を発表と、ハイテク先端系の素材株には業績堅調期待ができるものがある。原発事故関連としては、放射線モニターを手掛ける<6856>堀場製作所や、放射線測定サービスや放射線防護関連製品の販売などを行う<8012>長瀬産業などが興味深い存在か。ともに業績は堅調で、PERも11−12倍程度と割高感もない技術力のある企業である。

今後、本決算発表のラッシュを迎え、12/3期の好調見通しの銘柄を買う動きは顕著になろう。決算期発表が一段落する5月中旬から全体市場に方向感が出てくる可能性が高いか。5月第1週は3−5日が連休となる。しかし2日(月)から始まる"二日新甫"であり、5月は格言通りに荒れる展開となるか? 米国では週末6日(金)に雇用統計が発表される。また中国は2日が祝日で休場となる。
(S.F)

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