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■相場概況 |
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■出来た株(東1): |
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■本日の市況 |
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週末の東京市場、日経平均株価は反発。平均株価はザラ場・終値の両方で昨年来高値を更新した。菅財務相による一段の円安を期待する発言を受けて、為替が円安に振れたことを好感し、朝方から買いが先行。なお、SQは1万798.75円程度になったと推計されているもようである。対して日経平均は寄り後に一時1万816.45円まで上昇し、同推計を上回る水準まで値を上げたことも市場心理を軽くする一因となった。しかし、週末に米雇用統計を控えているうえ、国内市場は3連休となることもあり、買い一巡後は様子見ムードが強まった。が、下値では押し目買いが入るなど、引けにかけて再び騰勢を強める展開に。TOPIXは5日続伸した。東証1部の出来高は約26.30億株、売買代金は約1兆9060億円。東証1部の値上がり銘柄数は1107、値下がり銘柄数は442。小型株市場は2部指数が5日続伸し、マザーズ指数が4日ぶりに反発。JASDAQ平均も3日ぶりに反発した。一方でヘラクレス指数は4日続落。 09年9−11月期決算が前年同期での営業増益を達する内容となったことから、<8267>イオンが大幅高となっている(848△52)。10/3期は営業黒字に浮上との観測報道を受け、<6665>エルピーダが値を上げた(1746△71)。日本の政府系機関とレアアースの鉱床権益を獲得と報じられたことが買い手掛かりとなり、<8015>豊田通商が反発した(1442△22)。円安を背景に<6758>ソニー(2809△66)、<7203>トヨタ(3960△110)、<6954>ファナック(8910△370)といった輸出株の一角が堅調。<6141>森精機製作所は4日続伸(大1 958△40)。<5208>有沢製作所は、3D映像が見られる特殊フィルターが海外メーカーに採用されたと伝わり、ストップ高まで急騰(560△80S高)。<7888>三光合成は10/5期予想の上方修正を好感し、ストップ高に(JAQ 168△50S高)。 <6728>アルバックは公募増資を通じて最大155億円を調達との発表を受け、希薄化懸念から売りが先行した(2230▼120)。横浜工場で爆発事故を起こした<4271>日本カーリットが反落した(408▼12)。“株主責任”を問われる懸念が拭えない<9205>JALが3日続落(67▼9)。<8306>三菱UFJFG(478▼2)、<8316>三井住友FG(2900▼20)といったメガバンクの上値が重い。 日経平均株価のチャートで見たマーケット分析 日経平均株価は先週、終値・ザラ場ともに昨年高値を更新する快調な年初めとなった。1万700円絡みから一気に上放れというわけにはいかず、しばらくはこの水準でこう着する可能性もありそうだ。しかし日経平均などのベンチマークがこう着したとしても、循環物色が続くなど、“相場の中身”が停止してしまうようなことにならないだろう。 NT倍率(日経平均株価÷TOPIX・ハローコード<0139>)は7日には11.46倍と、1月4日のピークであった11.63倍から低下傾向にある。<9983>ファーストリテイリング、<7203>トヨタ自動車、そして<7751>キヤノンなどに代表される値がさの日経225種銘柄の値動きが鈍くなり、日経平均株価は上がりにくい状況にあるといえる。しかし日経平均株価が49.79円下げた7日には、東証1部市場の値上がり銘柄数は853であったのに対して、値下がり銘柄数は669と、値上がり銘柄が多くなっている。実際にTOPIXは0.72ポイントと小幅ながら上昇している。 強気銘柄が多いことは25日ベースの騰落レシオ(コード<0188>)が120%台へ急伸してきたことや、売買単価6日平均(コード<0183>)の下落傾向からも証明される。多数の低位株の循環物色が“相場の中身”というわけだ。もちろん、225種採用の値がさ株が上昇しなければ日経平均株価の一段高は期待薄であろう。円安進行と世界的な株高の継続が再び顕在化してくるまでは、値がさのハイテクや自動車関連の出番はしばらくはない可能性もありそうだ。 ただし、騰落レシオが過熱圏に達しており、目先的には微調整があっても不自然ではない今週の展開か。日経平均株価やTOPIXの動き以上に実際はかなり強気の相場動向であり、短期急騰となった銘柄に利食いが出てきても不自然ではない。 ところで、大発会の活躍銘柄はその1年の活躍銘柄になるというジンクスがある。昨年の大発会では液晶や太陽電池といった手掛かりから<6753>シャープが大発会で61円高・9.59%の大幅上昇となったことが印象的であった。ただし短期的には7日までの“三日天下”的な動きとなったが、08年と09年の大納会終値を比較すれば上昇率83.5%の大幅高で終わっている。たしかに昨年のシャープを例に取れば、このジンクスは当たったということになる。 さて、ここからは昨年大納会の12月30日終値と1月7日終値を比較して、上昇率が上位の銘柄をチェックしてみたい。 今年の大発会の活躍テーマとしては「スマートグリッド関連」に新鮮味を感じた投資家は多いことだろう。電力各社がITを利用して電力を効率的に供給する次世代送電網構築の関連銘柄ということになるが、電力設備投資の<6921>東光電気、<6621>高岳製作所、そして<6644>大崎電気工業などの大幅高が目立った。<5802>住友電気工業のような電線株もスマートグリッド関連銘柄として注目された。もちろん、<6501>日立製作所や<6502>東芝、<6503>三菱電機などの重電株もテーマ的に外せないところだろう。重電中堅では<6508>明電舎や<6641>日新電機などが低位株物色の流れもあり堅調な値動きに。 今年2日目の立会い(1月5日)は米国でISM製造業景況指数が3年8カ月ぶりの高水準となったことから米国株式が好感され、海外の強気の流れが東京市場にも波及する格好となった。米国では在庫調整の進展で製造業の受注が拡大したほか、雇用指数についても3カ月連続で改善している。中国の製造業景況指数も上昇し、世界景気の同時浮上期待も浮上してきたようだ。“風が吹けば……”のことわざ通りに、世界に出遅れた日本の景況にも回復の出番が回ってくる環境が整いつつあるとも読める。 この5日からは<6135>牧野フライス製作所や<6113>アマダなどの株価3ケタの機械株にも循環物色の流れが届いてきた。この2銘柄はともに今期最終赤字予想だが、設備投資関連も収益面でトンネルを抜ける兆しとなれば、PBR1倍以下に売られ、しかも信用需給面でも妙味ある水準であることから、バネのある反発となった。とはいえ機械株の長期チャートを確認すると、大底圏を脱するか否かといった低水準にあるものが依然として多く、本格反騰期に入ったとしても、それは緒についたばかりとの感もある。<6141>森精機製作所も大幅高に。機械株の本格復権の年となることを暗示するものか? また、バルチック海運指数(コード<0807>)の反発を好感され、<9101>日本郵船、<9104>商船三井、そして<9107>川崎汽船など、大手海運株にも逆張りの買いが入っている。12月には200円台や400円台まで売り込まれたが、さすがにPBR1倍割れで好材料が出てくると、株価の反応はいい。まだまだ値ごろ感は残っている。ただし、短期急騰に加えて信用倍率は3社とも比較的高く、ひとまずはアヤ押し狙いと割り切る方が無難か。 また先週は、<4188>三菱ケミカルホールディングスの収益が上向いているもようとの一部報道があった。<4183>三井化学などを含めた化学株も面白いところか。セメント株も<5232>住友大阪セメントや<5233>太平洋セメントなどが底入れの兆しに。昨年高値からの日柄調整も十分である。素材株も需要回復の期待感が高まってくる可能性はありそうだ。 その他、業界トップ級では<5001>新日本石油、<1925>大和ハウス工業、<5201>旭硝子などが堅調であった。ただし、以上のように総じて低位株の復権という流れが鮮明な新春相場であることが、売買単価の低下が示している。 ただし世界経済の拡大を見越せば、値がさの国際優良株は押し目買い狙いとして絶えずウォッチしておきたい。為替や世界の株式市場次第という部分は大きいが、25日移動平均線や75日移動平均線などを下値テストするポイントなどで拾ってみるというのスタンスもありえよう。できれば信用倍率が低い銘柄がいいだろうが。売買単価6日平均がボトムを打ち上昇に転じてくるような局面を待つというのも一策だろう。 今週は11日(月)が祝日で休場となるが、8日(金)に米国の雇用統計が12日からの動向に影響を与えそうだ。国内では14日(木)に昨年11月分の機械受注統計が発表される。機械株など設備投資関連株、ひいては市場全体の景気敏感株の動向に影響を与える重要な指標となる公算も。 (S.F) |
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