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■相場概況 |
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■出来た株(東1): |
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■本日の市況 |
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週末の東京市場、日経平均株価はもみ合いから小反落。寄り付きの日経平均株価は1万307.17円、終値は1万303.83円(▼7.46)。米国株高や円ドル相場の落ち着きを背景に下値が堅い一方、手掛かり難から上値は重く方向感の乏しい値動きとなった。週末を控えた様子見や、国内勢の持ち合い解消売りなども上値の重さを演出した要素となったようだ。日経平均は引き続き一進一退の値動きとなり、前日終値付近でこう着する動きの乏しい相場が継続している。 TOPIXももみ合いから、5日ぶりに小反落。東証1部の出来高は約20.57億株、売買代金は約1兆4072億円。東証1部の値上がり銘柄数は757、値下がり銘柄数は736。小型株指数は、2部指数が値を下げた一方、JASDAQ平均、マザーズ指数がそれぞれ値を上げた。 11/3通期の営業・経常益予想を増額修正した<3231>野村不動産HD(1447△134)が堅調。<9437>NTTドコモ(14万1400△800)は16万株(発行済み株式の0.38%)・200億円を上限とする自社株買いを好感。<3421>稲葉製作所(830△30)が、50万株(発行済み株式の2.81%)・4億円を上限とする自社株取得を発表したほか、<4347>ブロードM(Jス 172△8)も80万(同1.20%)・約1億円を上限に自社株買いを実施すると発表したことから、それぞれ大幅高となっている。<7961>兼松日産農林(132△23)は、同社の12/3期経常益予想が今11/3期の予想比で約3倍弱になりそうだとの一部観測を受け、大幅高で急伸した。 <9433>KDDI(49万8000▼4000)や<9984>ソフトバンク(2821▼67)など、情報・通信関連の一角がさえない。米スティール・パートナーズが保有株すべてを処分したことが伝わった<2501>サッポロHD(383▼1)も安い。<9684>スクエニHD(1434▼165)は、11/3通期の業績予想を大幅に下方修正したことが嫌気され、失望感から大幅安に沈んでいる。10/12通期の経常・最終益予想を減額修正した<4641>アルプス技研(747▼44)も、売りが先行し6日ぶりに急反落。また一方、上場3日目の<4578>大塚HD(1980▼19)は、前日に続き軟調な展開で推移しており、換金売りに押される格好となった。 日経平均株価のチャートで見たマーケット分析 日経平均株価は先週も1万円大台で底堅い値動きが続いた。背景には1ドル=84円をはさんでの円ドル相場(ハローコード<0320>)が継続し、これを好感する流れが底流にあったといえよう。25日移動平均線は1万100円に近づきつつあり、下値メドも1万円大台で上がってきたとの感も。13週移動平均線も9700円台で順調に上昇し、26週移動平均線もなだらかながら上昇に転じる気配を見せてきた。中期トレンドも好調さを持続している。 中期モメンタムである週足GCVも上昇が続いていたが、ここにきて10%絡みにまで届いた。これ以上の水準は天井圏となることが多く、そんな観点ではそろそろ慎重さが求められるとも解釈できそう。より短期の日足GCVはプラスゾーンで横バイの値動きが続く。ただ、プラス圏を維持しているということは、堅調な株価推移を意味する。これがマイナスゾーンに低下するようであれば、平均株価も微調整を覚悟すべきだろうが、今しばらくは「ホールド」が妥当な短期モメンタムといえそうだ。ただし、週足GCVに反落の兆しが見えてくれば早めの手仕舞いも有効な局面に差し掛かってきたとみたい。 また、短期的には25日ベースの騰落レシオ(ハローコード<0188>)が9日には、70年代後半以降のデータでは過去最高となる163.4%まで上昇。まさしく“全面高”の様相となっている。その後も値上がり銘柄数が多数の立会い日が多かったことから、再び150%台を回復してくるなど、銘柄数的な観点では屈強な動きにあると認識できる。ただし、13日のボトム149.8%を大きく割り込んできたら要警戒か。 日経平均株価はザラ場では12月10日の高値1万373円を突破できない状況にあるが、TOPIX(コード<0201>)は快調な上値追いが続き、6月21日高値904.03ポイントを突破してきた。NT倍率(日経平均株価÷TOPIX、コード<0139>)は下降気味であり、TOPIX優位の展開が見て取れる。堅調なTOPIXの背景には大手銀行株の反発もあろうが、日経225種採用銘柄以外の銘柄の出遅れ修正の動きが顕著になっているという部分も大きいだろう。1部市場の小型株指数(コード<0204>)も一気に4月からの押し幅の半値戻りを達成してきた。2部株価指数(コード<0301>)やJASDAQ平均株価(コード<0801>)も週足陽線を連続して打ち立てている。同時に売買単価6日平均(コード<0183>)は10日以降、低下傾向にある。すなわち、“低位・小型株志向”が見えてくる。ただし、このような小型株の総底上げの状況となってくると、上昇相場も一息を入れる場面があっても不自然ではないし、あるいは国際競争力の強い銘柄が多い225種が再び優位になる可能性も否定はできまい。小型株はここからは短期狙いと割り切るのが無難ではないか? 三市場ベースでの信用需給面では、堅調な株価推移にもかかわらず信用取組みは悪くなっていない。金額での信用倍率(コード<0408>・週ベース)は10日時点で1.64倍に低下してきた。株数での倍率(コード<0405>・週ベース)も2.51倍に低下。信用売り残が増加する一方で、買い残は金額も株数も減少している。全体として信用需給が引き締まっていることは、全体市場に上値期待が持てる状況ともいえよう。 比較的、株価が堅調で、信用倍率が1倍以下の主力銘柄を倍率低位順に挙げてみよう。0.3倍台の<8830>住友不動産、<6471>日本精工、0.4倍台の<6857>アドバンテスト、<7012>川崎重工業、<7270>富士重工業、0.5倍台の<5471>大同特殊鋼、<7261>マツダ、<6301>コマツ、<6135>牧野フライス製作所、<6506>安川電機、0.6倍台の<6366>千代田化工建設、0.7倍台の<5991>ニッパツ、<6503>三菱電機、<6330>東洋エンジニアリング、0.8倍台の<3407>旭化成、<8035>東京エレクトロン、<5706>三井金属、<6952>カシオ計算機、<7751>キヤノン、0.9倍台の<5007>コスモ石油、<4188>三菱ケミカルHD、1.00倍の<4022>ラサ工業……などとなる。 1.5倍以下の大型株でも、<7205>日野自動車、<8801>三井不動産、<7013>IHI、<6758>ソニー、<6141>森精機製作所、<9984>ソフトバンク、<5801>古河電気工業、<5201>旭硝子、<6104>東芝機械、<5802>住友電気工業、<7202>いすゞ自動車などが名を連ねている。 需給がタイトな銘柄が多いということは、売り方側からすれば、日経平均株価の1万円大台到達を“天井圏”とみる投資家が多いことを示しているようにも解釈できよう。テクニカルな問題は別として、拮抗気味の強気派と弱気派、いずれかの勝利は、為替相場の行方、アジアや欧州経済の動向がカギを握っていることに違いはなかろうが。 長期金利の動向も相場動向を占ううえで参考としたい。10年債利回り(コード<0159>)は1.3%程度まで上昇してきた。10月6日の0.820%から金利上昇傾向が続いている。大量に保有している銀行が金利上昇リスクを減らすために国債を大量に売却しているという背景もあるもよう。長期金利のピークと日経平均株価のピークはほぼ一致することが多い。近年も、2007年7月9日の1万8261円と6月13日の1.985%、08年6月6日の1万4489円と6月16日の1.895%、今年4月5日の1万1339円と3月30日の1.400%といったように、ほぼ同時期に株価と長期金利がピークを打つことが多い。「株価上昇=景気が上向く」ということも真である。よって、金利上昇と株価動向も並行的に観察していきたい。ただし中長期的には、「悪い金利上昇(スタグフレーション?)」となる懸念を抱えていることも事実だろう。“金利だけ上がって、株価は下がる”ということになると、日本経済の根幹の問題にかかわってくる。 今週は、23日(木)が天皇誕生日で休場となる。米国では22日(水)に中古住宅販売やGDP確報が、23日には耐久財受注が発表される。24日(金)はクリスマスで米国は休場となる。 (S.F) |
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