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■相場概況 |
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■出来た株(東1): |
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■本日の市況 |
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週末の東京市場、日経平均株価は小幅ながら3日続伸した。寄り付きの日経平均株価は1万124.84円、終値は1万22.39円(△8.76)。前日のNYダウが大幅高で3日ぶりに反発したほか、円相場が1ドル=83円台半ばまで下落したことなどを好感し、輸出関連株を中心に幅広い銘柄に買いが先行した。日経平均は朝方に前日比100円超上昇し、昨日、約5カ月ぶりに回復した1万円大台を固める動きを見せる場面も。ただ、短期的な過熱感が警戒されたほか、飛び石連休を控えた週末であることも背景に、利益確定の売りが上値を抑え、日経平均は上げ幅を縮小。大引けはかろうじてプラス圏を維持して取引を終えた。 TOPIXも小幅ながら3日続伸。東証1部の出来高は約21.47億株、売買代金は約1兆4546億円。東証1部の値上がり銘柄数は692、値下がり銘柄数は801。小型株指数は、2部指数、JASDAQ平均、マザーズ指数がそれぞれ値を上げた。 <8795>T&DHD(1953△57)は、10/9中間期の大幅増益決算を発表し、足元の好業績から4日続伸した。<7853>YAMATO(東マ 2332△400)は10/9通期見通しで、営業赤字幅を拡大する一方、最終赤字幅を縮小したことなどから、大幅高となった。<7522>ワタミ(1600△60)は、今11/3期の非居酒屋事業の伸びが、本業の居酒屋事業を上回るとの観測を受け、2日続伸した。<8766>東京海上HD(2451△12)は1600万株(発行済み株式の2.1%)・250億円を上限とする自社株買いを好感。大和証券キャピタル・マーケッツによる投資判断の格上げ(「3」→「2」)を受けた<6665>エルピーダ(989△53)は、一時1000円大台に接近する場面も見られるなど、4日続伸している。<4571>ナノキャリアは、生体内のpH変化に応答した薬物を効果的に放出する機能を備えたpH応答性ミセル製剤に関する出願特許が、欧州特許庁から登録査定を受けたとの発表などを好感し、大幅高に(東マ 1万4430△3000S高) 一方、円安や原油高などが嫌気されたようで、<9502>中部電力(1975▼3)や、<9503>関西電力(2040▼2)、<9504>中国電力(1671▼9)など、電力株の一部が軟調な展開に。また同様に、<3861>王子製紙(387▼1)など、紙・パルプ株の一角もさえない。太陽電池部材の好調が一部で伝えられたことから、<7966>リンテック(1951▼9)は年初来高値を更新も、その後は利食い売りに押された。 日経平均株価のチャートで見たマーケット分析 日経平均株価は堅調な動きが続き、18日には約5カ月ぶりに1万円大台を終値で回復した。13週と26週移動平均線がゴールデンクロス寸前となっており、中期トレンド面の改善も確認される。ただし、ゴールデンクロスのポイントでは短期的には利食いポイントとなることも少なくない。それはともかく、13週と26週移動平均線のゴールデンクロスは中期堅調相場の継続のサインであることに違いはなく、投資マインドが師走相場を前に改善してきたことは事実だろう。金額ベースでの三市場信用買い残(ハローコード<0406>・週ベース)の整理も進み、信用倍率(コード<0408>・週ベース)も12日時点で1.89倍まで低下と、信用需給の改善が進んでいることも上値が軽くなっている要因のひとつに挙げられよう。 日経平均株価の日足GCVには天井感が出てきたが、週足GCVは過熱感ない水準でジリ高となっており、一段の上昇余力を感じさせるところ。日足GCVの調整が浅く済めば、強気相場が継続する可能性も高まりそうだ。銀行株の反発もあって、TOPIXも9月高値を突破し、7月14日ザラ場高値874.25ポイントが射程圏となってきた。日経平均株価と比較して出遅れ気味であったTOPIXだが、こちらも13週と26週移動平均線を突破している。 堅調相場の最大の背景は、やはり円高一服の継続だろう(ハローコード<0320>)。加えるならば、日本株の出遅れ感を手掛かりに外国人投資家が資金を投入してきたという部分もあろう。円ドル相場は25日移動平均線を円安方向に突破したが、現在は1ドル=83円台半ばまで上昇してきた75日移動平均線処まで円安が進行している。よって、電機や自動車関連株の比率が高い日経平均株価が堅調展開となるのは自然なことである。しかし、NT倍率(日経平均株価÷TOPIX・ハローコード<0139>)は8日のピーク11.56倍から高止まりしており、ここから転換期が訪れるのか要注目だろう。また、25日ベースの騰落レシオ(コード<0188>)は18日時点で106.0%まで上昇し、中立の100%を突破し、東証1部の全銘柄からみて、堅調銘柄が急増していることが確認される。いわば“全体底上げ”のムードが高まってきたことは喜ばしいこと。11月10日には96.9%まで上昇したものの、そこから小休止となっていたため、ここから100%を本格的に超えてくれば、一段とマインドが改善する公算もありそうだ。ただし、可能性の問題だが、100%到達で目標達成感が出てくる懸念も否定はできない。となると、日経平均株価の日足GCVがマイナス圏まで深押すということにもなりそうだが。 騰落レシオの改善に加えて、売買単価6日平均(コード<0183>)の低下傾向からも低位株に堅調銘柄が増えてきたことが感じられる。しかも18日時点では小型株指数(コード<0204>)が26週移動平均線を突破できずにいる一方で、大型株指数(コード<0202>)は26週移動平均線をすでに突破している。以上のような指標の動向から判断すると、「低位・大型株優位」の流れが現在の相場の底流にあるようだ。 具体的には、<1803>清水建設、<1928>積水ハウス、<3407>旭化成、<4188>三菱ケミカルHD、<5020>JXホールディングス、<5202>日本板硝子、<5701>日本軽金属、<5801>古河電気工業、<6103>オークマ、<6104>東芝機械、<6501>日立製作所、<6503>三菱電機、<7012>川崎重工業、<8306>三菱UFJ、<9062>日本通運、<9101>日本郵船……等々の、株価3ケタの業界主力トップ級銘柄の踏ん張りが、現在の東京市場の大きな潮流としてあることは認識しておきたい。これら銘柄群のほとんどが日経平均採用銘柄だが、値がさ株ほどの寄与度は少ないため、仮に日経平均株価がもたついても、値上がり銘柄は数多いという相場展開も想定される。その他にも<4045>東亜合成、<4634>東洋インキ製造、<5631>日本製鋼所などの準主力株も、株価3ケタの増額組として注目できそうだ。 アヤ押し形成となってしまったのが、<5713>住友金属鉱山、<5714>DOWAホールディングス、<5541>大平洋金属、そして<8058>三菱商事などの非鉄金属や総合商社のグループ。商品市況の低落で上げ一服となってしまったが、中国の金融引き締めで資金が幾分、商品市場から撤退したことが原因とも推測される。上海総合指数(コード<0469>)の先の高値は11月8日で、ロンドン金価格(コード<0454>)の高値は9日、米国原油(WTI・コード<0470>)は10日であった。非鉄や資源株は中国株の底入れポイントが拾い場となるかもしれない。 また小型株市場では、自社株買いや自社株買いの消却による突発高が後を絶たない。東証2部市場の平均PBRは17日時点で0.61倍である。中国やアジアの成長市場へ投機資金が向かい、日本の小型株など相手にはしていられない、といったところか? しかし、業績堅調にもかかわらずPBR1倍を株価が大きく割っている企業の経営者にとっては、たまったものではない。独立系、好財務、比較的高い浮動株比率、業績好調、好配当利回りといった条件を満たす銘柄などは、自社株買いやその消却に乗り出す可能性の高いグループだろう。ただし、これを当てるのは至難の技である。1部市場の投資マインドの改善を受けて、2部やJASDAQなどのPER、PBR割安の業績堅調銘柄にも見直し買いが入ってくる潮流もあろうと、シンプルに考えるのもいいだろう。小型精密モーターを手掛け、中間期業績見通しを増額した<6516>山洋電気(東2)や、<7202>いすゞ自動車系のトラック関連で、通期利益予想を大幅増額し、PERは4倍程度となった<7233>自動車部品工業(東2)などは、ファンダメンタルや資産面から、もう一段の株価再評価があっても不自然ではないと思えるが。 売買単価6日平均が低下傾向であるうちは、以上のように低位好業績銘柄が主役の相場展開が続くかもしれない。反対に再び売買単価が上がってくるようであれば、<6594>日本電産、<6954>ファナック、<6981>村田製作所、そしてすでに棒上げとなったが<6988>日東電工、<7751>キヤノン、<8035>東京エレクトロンなどの値がさハイテク優良株、さらに<7203>トヨタ自動車や<7267>ホンダなどの完成車トップ級なども相場をけん引する公算もありそうだ。よって、低位・値ガサと、好循環で物色される相場展開も頭の隅に置いておきたい。 今週は23日(火)が勤労感謝の日で東京市場は休場。週末26日には消費者物価指数が発表される。米国では23日に7−9月のGDP改定値、24日(水)には10月の耐久財受注が発表される。25日(木)は感謝祭で米国市場は休場となる。 (S.F) |
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