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■相場概況 |
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■出来た株(東1): |
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■本日の市況 |
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週末の東京市場、日経平均株価は続落した。前日の米国株安を受けて朝方から売りが先行する展開となっている。為替の円高基調も逆風となり、日経平均の下げ幅は一時100円を超す大幅安となった。ただ、下げ一巡後は下げ渋り、大引けの日経平均は小幅な下げにとどまったといえよう。また日銀が、物価が前年比でゼロ%以下のマイナス値となることを容認しないとの意思を示したことで、デフレ阻止への期待感が膨らんだ面もあるようだ。なお、本日は、週末要因に加え、年末・クリスマス休暇の接近に伴い見送りムードも根強い。TOPIXも続落。出来高は約19.18億株、売買代金は約1兆2603億円。値上がり銘柄数は745、値下がり銘柄数は767。小型株市場はJASDAQ平均が続伸し、2部指数、ヘラクレス指数、マザーズ指数が反発。 <3104>富士紡は09年10−12期の好調な業績観測が報じられ、値を上げた(152△13)。<5001>新日本石油(400△10)といった石油株の一角、<9104>商船三井(479△7)といった海運主力などが堅調。<9020>JR東日本(6100△10)、<4452>花王(2215△35)など、内需イメージの強い銘柄の一角も堅調。<2602>日清オイリオは、クレディ・スイス証券による格上げ(「ニュートラル」→「アウトパフォーム」)を好感し反発した(462△21)。昨日、東証1部に新規上場し、公募価格3800円を上回る順調な船出となった<1606>日本海洋掘削は、本日も順調な値動きとなっている(6050△520)。 09/11期予想を上方修正した<2419>日本ERIが反発した(JAQ 8万500△1000)。ガゴメ昆布フコダインにインフルエンザ増殖を抑制する作用があるとの発表を行った<4974>タカラバイオが堅調(東マ 19万4000△4400)。<3381>ビズネットは09/11期予想の上方修正を受け大幅高に(JAQ 85△20)。 <2372>アイロムは06/3期に不適切な会計処理が行われた可能性があるとの発表を嫌気し、急落(4160▼500S安)。<8306>三菱UFJFG(462▼2)、<8316>三井住友FG(2840▼145)、<8411>みずほFG(179▼6)など金融主力がさえない。<6758>ソニー(2550▼40)、<7203>トヨタ(3740▼20)など、輸出株も軟調。金価格の急落を受け、<5713>住友鉱が売りに押された(1363▼43)。 日経平均株価のチャートで見たマーケット分析 日経平均株価は1万円大台で底堅い動きが継続している。短期トレンドでは25日移動平均線を割ることなく、75日移動平均線上を維持しており、中期トレンドは悪くないとの感がある。25日移動平均線は上昇に転換。75日移動平均線は1万円絡みまで低下してきたが、下げ止まる兆しも見せてきた。そんな観点でも1万円というのは下値攻防ラインとして重要な位置になってくる。 中期トレンドとしては11月27日(金)の週に13週移動平均線と26週移動平均線がデッドクロスとなり、セオリーとしては中期で弱気のサインを発しているが、12月からの急反発でこの2つの中期線を突破しており、解釈の難しいところではある。だが、26週移動平均線はちょうど1万円の水準でやや上向く兆しも見せており、中期的にも1万円の維持が堅調相場の継続には重要な必要条件と思われる。 モメンタムでも、12週GCVは11月末のボトムから順調に上昇を継続しており、プラス圏へ浮上寸前となっている。より短期の日足GCVは10%接近でややピーク感はあるが、高値圏での推移が続いており、これはしばらくの強気継続のサインと読むべきだろう。 外国人投資家も日本株見直しの動きに出てきたようだ。11月30日−12月4日の週では6081億円の買い越しと、週ベースでは今年最高の買い越し額となった(コード<0487>・週ベース)。朝の寄り前の外資系証券も買い越しの日が多くなっている。世界の株式市場から出遅れた東京マーケットだが、その分、海外から見れば出遅れ感が顕著な市場に見えてきたのではないか? 日本株買いの背景には、円高一服を契機に新興国で市場を開拓し、活躍できる素地のある国際企業を素直に再評価できるようになったという流れもあろう。円ドル相場は、米国の経済活動の改善や労働市場悪化の緩和、そして金融市場環境の改善などから先週の米FOMCで景気認識が上方修正されたことから、金融引き締め政策への転換見通しが台頭したことで、ドルが買われ、東京外為市場では17日に10日ぶりに1ドル=90円台乗せの円安に動いている(コード<0320>)。米国経済の立ち直りと円安傾向で、外需系企業にはかなりの追い風となるため、インデックスとしては外需系大型株の比率が高い日経平均株価の底堅い展開はしばらく継続する可能性が高そうだ。テクニカル面でもファンダメンタル面でも強い展開が見通される。 ただし、日経平均株価はここから10月26日のザラ場高値1万397.69円、そして9月24日高値1万566.98円が控えており、劇的な収益環境の改善があったわけでもないため、平均株価としての上値はさほど欲張って考えない方が無難との感触も。TOPIXも10月20日高値914.96ポイントが控えている。また師走相場も押し詰まってきたことから、年末の手仕舞い売りが出てくることも想定される。外国人投資家もクリスマス休暇に入る時節である。インデックスベースではそろそろ上値が重くなっても不自然ではないところではある。 売買単価6日平均(コード<0183>)は11日に665.30円まで上昇したが、そこから反落傾向に。日経平均株価の直近のアヤ押しポイントは10日安値9834.22円であり、そこからの反発相場の原動力は低位株にあったと考えられる。<5401>新日本製鉄や<5411>JFEホールディングスなど鉄鋼大手のリバウンドには目覚しいものがある。10月の粗鋼生産が前年同期比で14.5%増となったことが反発の手掛かりに。JEFホールディングスは株価の上昇とともに信用売り残が増え、信用倍率は0.52倍と取り組み妙味を備えての反発となっており、信用需給面でも興味深いところ。鉄鋼業界もアジア市場を足場にした業績回復の傾向をたどっており、新興国関連として大いにマークしたいセクターとなってきた。<9101>日本郵船など海運大手も2007年以降の最安値圏にあるが、さすがにPBR1倍割れの200円台では押し目買いが入り、下げ渋る構えに。海運大手3社は信用倍率が高い銘柄ばかりだが、週足GCVは大底圏から下げ渋りの兆しとなっており、打診買いポイントを示しているのも事実。アジア経済の活況を受けて再び海運業が注目される可能性もあろう。そんな観点では逆張りで来年、報われる可能性のあるグループか。日本郵船や<9104>川崎汽船などの200円台の株価水準は中長期的視点では面白い仕込み処となるかもしれない。 規模別株価指数では大型株指数(コード<0202>)が小型株指数(コード<0204>)に対して優位な展開が続いている。それは75日移動平均線に届いているかいないかで判断できる。全体相場が暖まってくると、まずは業界主力株が優位な展開となっているようだ。円安傾向が定着すれば製造業である、化学、窯業、鉄鋼、非鉄・金属製品、機械、電気機器、造船、自動車、輸送用機器、精密機器……等々の大手銘柄を中心に循環物色となる可能性もあろう。チャートで出遅れた銘柄を仕込んでおくのも一策か。 また、小型株には好業績でありながらPERやPBRで割安水準の銘柄が多数ある。それは東証1部市場の平均PER(コード<0170>)が30倍台半ばであるのに対して、JASDAQ市場の平均PER(コード<0169>)が19倍程度にとどまっていることに象徴される。円高一服で収益環境が改善する銘柄も小型株市場には多いだろう。そうなれば小型株の方が業績の変化率は高くなり、株価も水準訂正に向かうものが多数、出てくる可能性がある。年末の閑散相場でゲリラ的に小型株を仕掛ける動きも目立ってくるかもしれない。 個別では、HDDモータが世界で好調な<6594>日本電産や、そのグループ企業である<7757>日本電産サンキョー、<6883>日本電産コパル電子、<7728>日本電産トーソクなどが活況となっている。これらは足元では強気の順張りということになるが、アヤ押しポイントなどは狙ってみる価値がありそう。食品は総じて円安が逆風となってくるが、中国市場の開拓期待が大きい<2502>アサヒビールは先週、年初来高値を更新してきた。<4543>テルモや<8113>ユニ・チャームなどの医療器具や日用品の国際企業も円安の恩恵期待が持てる。アップル関連の<6794>フォスター電機、<6301>コマツなどの建機や<8058>三菱商事などの大手商社も拾い場探しの強気グループとみたい。 反対に、逆張りでは先述したように海運大手や、<6135>牧野フライス製作所などの機械株などが意識されるところ。<9501>東京電力や<9020>JR東日本など公益株も来年3月の配当取りを意識して、小安いポイントはこれから要注目であろう。 今週は23日(水)が祝日で日本は休場、週末25日はクリスマスで米国が休場となる。国内では25日に労働力調査、家計調査、消費者物価指数、住宅着工件数など、重要な景気指標が発表される。また、米国で22日(火)にGDP(7−9月期確報)や中古住宅販売、23日に消費支出や新築住宅販売件数、24日(木)に耐久財受注などが発表される。これら米国景気の回復度を確認できる指標も注目されそうだ。良好な数字で米国株が堅調推移となればドル買い・円売りの流れも加わって、日本株の堅調展開も想定されよう。 (S.F) |
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