OptiCast トップ
2009年12月11日
ライブラリはこちら

相場概況
日経平均 10107.87円 (△245.05) TOPIX 888.57 (△14.67)
◎出来高 27.27億株 売買代金 20509.74億円
◎売買単価 751.90円 (△101.22) 単純平均 241.45円 (△3.16)
◎値上がり銘柄数(速報) 1244銘柄 (△822) 値下がり銘柄数(速報) 345銘柄 (▼801)
新高値銘柄数(速報) 12銘柄 (▼2) 新安値銘柄数(速報) 21銘柄 (▼1)
東証2部指数 2017.56 (△4.46) 日経JQ平均 1143.44 (△3.52)
NYダウ 10405.83ドル (△68.78) ナスダック指数 2190.86 (△7.13)・10日
円相場 87.96円 ・12/10
■出来た株(東1):
8306三菱UFJFG 8411みずほFG 6764三洋電機 6502東芝
■主な値上がり銘柄(東1):
6793山水電気 ( 6△ 1) 5391A&AM ( 64△ 6)
2392セキュアード (8.7万△ 1万) 7102日本車両製造 ( 551△ 49)
5384フジミインコ (1510△ 151) 6976太陽誘電 (1093△ 86)
主な値上がり銘柄(東1)300円未満:
6793山水電気 ( 6△ 1) 7769リズム時計工業( 124△ 9)
5391A&AM ( 64△ 6) 4112保土谷化学工業( 263△ 19)
6208石川製作所 ( 53△ 4) 6101ツガミ ( 186△ 13)
主な値上がり銘柄(東1)300〜1000円以内:
7102日本車両製造 ( 551△ 49) 7122近畿車両 ( 668△ 45)
7943ニチハ ( 562△ 44) 4205日本ゼオン ( 421△ 27)
9621建設技術研究所( 482△ 33) 6479ミネベア ( 462△ 29)
主な値上がり銘柄(東1)1000円以上:
2392セキュアード (8.7万△ 1万) 6961エンプラス (1640△ 103)
5384フジミインコ (1510△ 151) 6473ジェイテクト (1099△ 69)
6976太陽誘電 (1093△ 86) 7466SPK (1199△ 71)
■主な値下がり銘柄(東1):
3501住江織物 ( 114▼ 9) 9427イーアクセス (4.985万▼3450)
2181テンプHD ( 809▼ 63) 8913ゼクス ( 455▼ 30)
8245丸栄 ( 123▼ 9) 7714モリテックス ( 210▼ 13)
■主な値上がり銘柄(東2):
4642オリジナル設計( 164△ 40) 7736ユニオンHD ( 7△ 1)
1764工藤建設 ( 126△ 30) 6897ツインバード ( 134△ 19)
4963星光PMC ( 270△ 42) 2006東福製粉 ( 77△ 9)
■主な値上がり銘柄(JAQ):
7939研創 ( 140△ 20) 6876光波 (1195△ 147)
9898サハダイヤ ( 7△ 1) 9421ネプロジャパン(3.4万△4000)
6164太陽工機 ( 534△ 75) 4293セプテーニ (3.45万△3900)
■主な値上がり銘柄(東マ):
3782DDS (1.209万△2000) 2929ファーマフーズ(3.145万△3000)
2160ジーエヌアイ ( 49△ 6) 2489アドウェイズ (12.98万△1.17万)
3736コネクトテクノ(9110△1000) 3744サイオステク (2.17万△1700)
■主な値上がり銘柄(大ヘ):
8462FVキャピ (1.4万△2000) 2173博展 (2.98万△2700)
2190JCLバイオ ( 758△ 84) 4330セラーテムT (4.92万△3900)
4849エンジャパン (10.28万△ 1万) 3070アマガサ (23.8万△1.8万)


本日の市況
週末の東京市場、日経平均株価は上げ幅245円の大幅高で4日ぶりに反発した。前日の米国株高に加え、米国市場で円高が一服していたことを好感し、買いが先行。SQも波乱なく通過した。ただ、前場は、SQは9982.59円程度で着地したと見られているが、この水準が上値抵抗として意識されていることもあり、上げ一巡後は上値の重い展開が続いた。が、昼頃に中国で好調な鉱工業生産などが発表されたことで、目先の不透明感が払拭され、日経平均は後場に入って急速に上げ幅を拡大。本日の高値で取引を終了し、終値で1万円大台と、9日に割り込んだ75日移動平均線をそれぞれ回復した。TOPIXも4日ぶりに反発。SQを含めた東証1部の出来高は約27.27億株、同売買代金は約2兆509億円。値上がり銘柄数は1244、値下がり銘柄数は345。小型株市場は2部指数、JASDAQ平均、ヘラクレス指数が4日ぶりに反発。マザーズ指数は小幅ながら3日続落した。

中国での順調な経済指標の発表を受けて、<6301>コマツ(1867△62)、<6305>日立建機(2320△105)といった中国関連が値を上げた。<6758>ソニー(2575△85)、<6971>京セラ(7880△400)、<7203>トヨタ(3750△100)、<6954>ファナック(8130△270)など、輸出株の一角が堅調に推移している。豪州でウラン探査の参画権を取得と報じられたことを好感し、<8031>三井物が反発した(1263△49)。<4689>ヤフーが反発(2万9180△380)。ベトナムのビール会社を買収と伝わり、<2501>サッポロHDが反発した(459△19)。

<7279>ハイレックスは09/10期予想の上方修正を好感し、買いが先行した(大2 723△26)。<4849>エン・ジャパンは09/12期予想の上方修正を受け、大幅高(大へ 10万2800△1万S高)。1→200株の株式分割を好感し、<2735>ワッツが大幅高で反発した(JAQ 11万2400△9400)。

経営再建問題に揺れる<9205>JALは4日続落し、引き続き100円割れ水準で推移している(95▼1)。政府保証を09年度2次補正予算に盛り込むことの見送りを検討と報じられたことなどが逆風になったようだ。<8306>三菱UFJFG(455▼7)、<8316>三井住友FG(2710▼35)など、金融株が軟調。<3727>アプリックスは09/12期予想の下方修正を嫌気し、大幅安(東マ 4万8650▼1850)。<4813>ACCESSは、軟調な09年2−10月期の赤字決算を嫌気し、年初来安値を更新(東マ 13万6200▼2万9700)。


日経平均株価のチャートで見たマーケット分析

 日経平均株価は11月27日のザラ場安値9076.41円から12月7日高値1万204.58円まで、立会い7日間で12.4%の急反発となった。10月28日終値で75日移動平均線を割り込んで以来の同平均線の回復に。ただしそこからはドバイの信用不安やギリシャ国債の格付け引き下げなど、国際金融の不透明感が世界的な株価の上値を抑える要因となり、日経平均株価も1万円前後での下値テストの局面となった(ただ、日経平均は本日、再び75日線を回復している)。

 超短期のテクニカル面では、10日ベースの騰落レシオ(ハローコード<0172>)は8日に135.7%まで上昇し、上げ一服の動きに。これは10月21日のピーク140.7%以来の高水準であったため、短期調整も致し方ないといったムードも。25日ベースの騰落レシオ(コード<0188>)は7日の80.3%をピークに下降気味。今回のリバウンドでも中立の100%を回復できなかった。短期モメンタムである日足GCVも日経平均株価、TOPIXともにピーク感があり、この点からも小休止があって不自然ではないところ。

  ただ、円高一服で日経平均株価(225種採用銘柄)が反発したということもあり、TOPIXの7日高値は75日移動平均線が壁となり、突破することはできなかった。これは多額の公募増資で資金を吸収する<8306>三菱UFJフィナンシャル・グループなど大手銀行株の上値が重かったことが、TOPIXの弱さの一因にも。NT倍率(日経平均株価÷TOPIX・コード<0139>)は今回の反発局面で上昇しており、外需主体の日経225種採用銘柄が優位なリバウンド相場であったことが確認される。ちなみにザラ場ベースでの11月27日安値からの上げ幅の半値押しは日経平均株価で9640.5円、TOPIXは856.4ポイントとなる。今週はこの水準も気になる。

 日経平均株価は中期的には13週と26週移動平均線がデッドクロスとなったものの、今回の反発相場を経て、これら中期移動平均線絡みで踏ん張れるか否かという観点でも要注目。TOPIXはもちろんだが、日経平均株価も8月の高値から上値・下値切り下げ基調が強気に転じたわけではない。日経平均株価の週足GCVはマイナス圏から底入れの兆しを見せている点は強気要因であるが、8月高値まで上昇を続けていた月足GCVはプラス15%到達から横バイとなっており、長期モメンタムとしては判断が微妙なところ。9300円絡みにある1年移動平均線が下値サポートとなっているとも考えられ、長期月足チャートからも9000円台での下値攻防は目が離せないところ。

 9日に発表された7−9月期のGDP改定値は11月公表の速報値に比べ、年率で3.5ポイントの大幅下方修正となり、景気実態は相変わらず低迷が続いているとの感が強い。部門別には設備投資の下方修正が全体の足を引っ張る格好に。現時点ではまだまだ国内での設備投資意欲に回復の兆しは見られない。機械セクターの主力株も、<6103>オークマ、<6135>牧野フライス製作所、<6141>森精機製作所など、株価はそれぞれ数年来の最安値圏に甘んじている。この3銘柄はすべて今期、最終赤字予想である。この結果、PBRは1倍を割り込んでおり、資産面での割安感はある。しかし収益面でのトンネルを抜けなければ、PBR1倍回復は厳しいだろう。

 ただし、来年にかけての逆張り期待のセクターとしては面白いところかもしれない。この3銘柄は信用倍率も悪くはなく、いわば投資家に見捨てられたような状態にあるともいえる。しかし中国やインドなど、新興大国での設備投資が来年も一段と盛り上がるとすれば、世界でもトップ級の技術を保持する日本の機械株にチャンスが出てくる可能性もあろう。目先、短期で利益を上げるというグループではないだろうが、来年にかけて期待したいセクターになる可能性もありそうだ。そんな観点でそろそろ注目を始めたい。

 また、今月12月に入って年初来高値を更新した銘柄は少なくない。以下、いくつか挙げてみよう。<7908>KIMOTOは液晶やデジタル家電向けの機能性フィルムなどを手掛ける。タッチパネル向けを増産するなど、来年度の収益拡大期待は大きいもよう。世界2位の自動車安全部品メーカーで、シートベルトやエアバッグが中心の<7312>タカタ。今期はエアバッグが中国で好調。秋にはインドでの新工場が稼動と、新興大国での需要開拓が期待される。中国での建築や自動車向け塗料が好調な<4612>日本ペイント。食品商社大手の<7451>菱食は前期低迷の冷凍食品が回復。内食回帰で調味料や麺類なども堅調推移。世界でHDD用モータが好調な<6594>日本電産や、同グループの<7757>日本電産サンキョー、そして<7728>日本電産トーソク、メキシコやブラジルなどの市場開拓が順調な<2267>ヤクルト、<7751>キヤノンとそのグループの<7739>キヤノン電子、建機大手の<6301>コマツ。
大豆タンパクなどがアジア市場で伸び通期経常益見通しを10月に大幅増額している<2607>不二製油、生理用品や紙おむつなどがアジア市場で伸びて株価は上場来高値を更新している<8113>ユニ・チャーム、カテーテルなど医療器具が同じく海外で好調な<4543>テルモ、円高メリットに加えて内食回帰で第3四半期まで好決算となっている<2009>鳥越製粉、低位化学株でも<4201>日本合成化学、<4045>東亜合成、<4228>積水化成品工業などが12月に今年の最高値を更新している。これまでの堅調展開から、目先の強気持続の可能性ある銘柄として注目できそうだ。
今週は国内では14日(月)に日銀短観、16日(火)に第3次産業活動指数が、米国では15−16日にFOMC、16日に住宅着工件数、17日(木)に北米BBレシオなどが開催・発表される。

(S.F)

Copyright(c)株式会社ゴールデン・チャート社
無断で複写、複製、転載、テープ化、ファイルに落とすことを禁じます。
ご投資の最終決定はご自身の判断でなされるようお願いいたします。