その8 P&F
(ポイント・アンド・フィギュア)
「その6」「その7」と非時系列チャートの「カギ足」「新値足」の解説をしました。そして、今回も非時系列チャートの一つである「P&F(ポイント・アンド・フィギュア)」について解説します。

8-1.非時系列ケイ線─P&F(ポイント・アンド・フィギュア)
ポイント・アンド・フィギュア(P&F)は、欧米で古くから利用されてきた、株価の変動に時間の観念を持ち込まない一次元的な非時系列ケイ線です。カギ足、練行足の折衷的なもので、三本新値足とも類似しています。転換点を捉えることによって、株価の傾向を読みとることが出来ます。

このチャートの歴史は移動平均線よりも古く、1880年代初頭から使用されていますが、その分パターン分析や定型化されたルールが複雑で、日本ではなかなか一般化してこないようです。しかし、機関投資家や欧米のテクニカルアナリストの中には、これを重用する向きもあるようです。

P&Fの見方は、
(1)チャート・パターンによる売買信号(パターン分析)
(2)トレンドによる長期傾向の把握(トレンド分析)
(3)カウンティングによる目標値の算出(カウンティング分析)

など、大まかに3つに分かれ、最終的な株価判断はこれら3つを総合して行います。

簡単にいえば、あらかじめ決められた価格単位に基づき、上昇すれば×印、下降すれば○印を付けていき(ポイント)、描き出された図柄(フィギュア)を分析するわけですが、株価水準によって一単位の価格を決めた「コーエン方式」と、株価の1%を一単位とした「シュリッカー方式」があります。日本流のP&Fはコーエン方式をアレンジしたものです。


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