<注文の基本要素>
株式売買の注文を出すにはどうすればいいでしょう。例えば、証券会社の店頭でただ漠然とある銘柄を買いたいと言っても、注文の内容としては不完全です。株式の売買を行うには、次の項目を明確に証券会社に伝える必要があります。
(項目1) どの銘柄を取引するのか。
(項目2) その銘柄が国内の複数の株式市場に上場している場合、どの市場で取引するのか。
(項目3) 買いなのか、売りなのか。
(項目4) 何株売買したいのか。
(項目5) いくらの値段で売買したいのか。あるいはスピード重視で値段を指定しないのか。
(項目6) 注文の値段を指定した場合、いつまで有効な注文なのか。
<指値注文と成行注文>
特に、(項目5)については十分に理解しておくことが重要です。いくらの値段で売買するのかを明確に指定する注文方法を指値(さしね)注文といいます。もし、ある銘柄について800円で指値の買い注文を出したとすれば、株価が800円以下になったときに初めて買い注文が成立します。運が良ければ、例えば780円で買えるかもしれません。しかし、株価が810円までしか下がらず、その後上昇していった場合には買いそびれてしまうことになります。一方、売買の値段を指定せずにスピード重視でとにかく注文を成立させる方法を成行(なりゆき)注文といいます。先ほどの810円までしか株価が下がらなかったようなケースにおいて、どうしてもその銘柄を買い付けたい場合には成行注文が有効です。成行注文には必ず注文を約定できるというメリットもありますが、非常にリスクの高い側面もあります。例えば、900円のような高い値段で買ってしまうかもしれません。その後、株価が反落してしまえば、損失を抱えてしまうことになります。成行注文はどの値段で注文が成立するのかわからないのというリスクを十分に理解しておく必要があります。
| 銘柄コードと業種分類 |

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<受渡し>
売買注文が成立したら、通常、その約定日を含めて4日目(休日を除く)に売買代金と株券を決済します。買い注文が成立したら、約定日を含めて4日目(休日を除く)までに株式の約定値段に相当する金額と売買手数料と呼ばれる金額を証券会社に支払う必要があります。そして、約定日から4日目(休日を除く)に株券を受け取ることができます。売り注文が成立したら、約定日を含めて4日目(休日を除く)までに株券を受渡し、売買手数料と呼ばれる金額を証券会社に支払う必要があります。そして、約定日から4日目(休日を除く)に株式の約定値段に相当する金額を受け取ることができます。
ただし、買い注文を出す場合には株式の約定値段に相当する金額に近いお金をあらかじめ証券会社に預けておき、売り注文を出す場合にはその銘柄の株券をあらかじめ証券会社に預けておくほうが良いと思われます。そうでないと、証券会社の立場としては、本当に皆さんが代金や株券を用意できるのかどうかわからないからです。
| 受渡しの期日 |
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<保護預り>
買い注文が成立したら、その株券を自分で管理してもかまいませんが、証券会社に預けておくこともできます。これを保護預りといいます。名義書換によって会社側に自分が株主になったことを通知しておけば、たとえ証券会社に株券を預けておいても、株主が皆さんであることは明白ですので心配は要りません。一方、証券会社は預り証という証書を発行しますので、それを保管しておけばいつでも証券会社から株券を引き出せます。
株券は、現金と同じように紛失してしますと取り戻すことが困難です。よって、株券を下手に自分で管理するよりは保護預りにしたほうが安心です。ただし、株券を保護預りにするには、証券会社に保護預り料というお金を支払わなければいけません。これまでは保護預り料は年間数千円程度でした。しかし、最近は自由化に基づく証券会社間の競争によって、その一般的な水準は大幅に低下しつつあります。
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