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株にはどんな種類があるの?  
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<株式の分類>

 株式を分類する方法にはさまざまなものがありますが、制度的な分類としては次の3つがあります。つまり、
 ◆ どのようなかたちで取引できるかという観点からの分類
 ◆ 株主としての経営参加権と配当請求権のバランスという観点からの分類
 ◆ 株券に記載されている額面の金額という観点からの分類
の3種類です。



<公開株式と未上場株式>

 どのようなかたちで取引できるかという観点に立つと、株式は、 @上場株式 A店頭登録株式 B未上場株式 の3種類に大きく分けることができます。

 上場株式は、証券取引所において公開されたかたちで取引されています。今の株価がいくらなのかということは、取引所で付いている値段を見れば明らかです。店頭登録株式は証券取引所では取引されていませんが、証券会社達が店頭において公開されたかたちで値付けを行っている株式です。証券会社に問い合わせれば、今の株価がいくらなのかということはわかります。上場株式にせよ、店頭登録株式にせよ、株価が公開されたかたちで取引されているという点で共通しています。これらを合わせて公開株式ともいいます。

 一方、未上場株式は、公開されたかたちではどこでも取引されていません。このような株式にどうしても投資したければ、すでに株主になっている人を見つけ出して、その人から直接買い取るしかありません。それが無理ならば、その会社に直接お願いして新規に株式を発行してもらい、それを買い取る方法もあります。
 いずれにせよ、皆さんが証券会社を通じて自由に売買できるのは、上場株式と店頭登録株式です。


<普通株と優先株>

 株主の権利の中身という観点に立つと、株式は@普通株式とA優先株式に分類することができます。
 通常、皆さんが売買する株式は普通株式です。この株式の場合、株主としての経営参加権の内容には特に制限がありません。一方、優先株式は、普通株式よりも優先的に配当や残余財産を受け取る権利を持ちます。例えば、会社の業績が悪くなって普通株式には配当を支払えなくなった場合でも、優先株式にはなるべく優先的に配当が支払われます。しかしながら、優先株式には議決権がありません。つまり、優先株式に投資すれば、経営参加権を放棄する代わりに、普通株式よりも優先的に配当を受け取ることができます。



<額面>


 株式を分類する方法としては、額面に基づく区別もあります。

 株券を見ると、多くの場合、株数と同時に「50円」等の数字が書かれています。これが額面です。この表記の有無や金額によって株式を分類することができます。大別すると、すべての株式は額面株式と無額面株式に分類できます。

 額面株式のなかでもっとも多いものは50円額面株式です。これは、その株券が最初に発行されたときの株主が会社に対して1株当たり50円払い込んだという意味です。つまり最初の株主が1,000株だけ購入していたならば、その会社に5万円の資金を払い込んでいたはずです。額面株式には、その他にも500円額面株式や5万円額面株式という種類があります。

 一方、無額面株式というのは、特に額面に定めがなく、市場で決められた株価に相当する金額を発行時点で株主が会社に払い込むというものです。最近は、徐々に無額面株式が出現しつつあります。



<補足:値がさ株と低位株>

 また、株式を額面と株価の関係によって分類することもあります。すなわち、値がさ株と低位株の区別です。前者は額面に比べて株価が高い株式のことです。後者は額面に比べて株価が低い株式のことです。決して、株価自体が高いか低いかによって単純に区別しているわけではありません。

 例えば、東京電力をはじめとする電力株は、株価自体は高いにもかかわらず額面は500円なので、額面を50円に換算した場合の株価は10分の1となって大幅に低くなります。つまり、東京電力の株価がたとえ2,600円だったとしても、50円換算の株価は260円になります。このため、電力株は低位株に分類されます。時代によって変化はありますが、一般的には、50円額面株式の場合、株価が2,000円以上ならば値がさ株、500円以下ならば低位株といってほぼ差し支えありません。

 値がさ株と低位株の区別は、額面それ自体による分類のように制度的な根拠に基づくものではありませんが、株式投資の世界では頻繁に利用されます。それは、値がさ株が買われやすい局面と低位株が買われやすい局面が周期的にやってくるためです。このような周期をうまく利用すれば、値がさ株と低位株をたくみに乗り換えることによって儲けることが可能になります。