そもそも株式投資って何?
 株主になるとどうなるの?
 株にはどんな種類があるの?
 株式市場って何?
 銘柄(コード)って何?
  
 注文やその後の手続きは?
 売買手数料って何?
 株の値段はなぜ上下するの?
 株式分割って何?
10 株価指数って何?
  
11 信用取引って何?
12 投資尺度が大切!
13 モメンタムが大切!


株主になるとどうなるの?  
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<株主になる>

 そもそも株式投資は株の売買によって儲けるために行うものですが、株式を買い付けると、その結果として株主になるという事実を忘れてはいけません。「あなた株やってるの?」なんて軽く会話でたずねたりしますが、それは厳密には「株式投資をしてどこかの会社の株主になっていますか?」という意味です。そのため、面倒に感じるかもしれませんが、株主になったらどんな権利と責任が生じてくるのかということも知っておく必要があります。



<株主の有限責任>


 証券会社を通じて株式を買えば誰でも株主になれますが、株主になるということは、その株式会社の出資者になるということです。つまり、株主はその株式会社のオーナーです。ただし、「有限責任」といって、その投資先の会社が借金(負債)を抱えて倒産しても株主はその負債まで返済する義務はありません。株主が背負うリスクは自分が株式に投資した金額だけで済みます。

 また、倒産のような悪い事態でなくても何らかの理由で会社が解散してしまった場合には、負債を支払った後に残った会社の財産を持ち株数に応じて受け取ることができます。これを「残余財産請求権」といいます。







<配当と内部留保>

 株式を買い付けると、まず、名義書換という手続きを行う必要があります。これは、会社に自分が株主になったことを知らせる手続きです。会社が指定した信託銀行かその他の代理人を通じてこの手続きを行います。証券会社に名義書換の手続きを依頼することも可能ですが、手数料を支払う必要があります。

 皆さんが名義書換を済ませて株主になると、配当というお金を会社の決算期毎にもらえます。これを「配当請求権」といいます。ただし、配当はその期間に会社が稼いだ利益についての分け前なので、儲かっていない会社からは配当をもらえないことがあります。一方、十分に儲かっている会社でも、利益のすべてを配当としては支払わないことがよくあります。これは内部留保といって、会社が株主のために貯蓄をしてくれているわけで、決して利益の一部がどこかに消えてしまうわけではありません。

 また、投資家として配当の大きさを比較する場合には、配当自体の金額ではなく、配当と株価との比率で判断する必要があります。例えば、株価が1,000円で配当が50円の株式Aと株価が500円で配当が50円の株式Bを比べると、同じ金額を投資したときには株式Bからのほうがより多くの配当をもらえます。




<株主総会と議決権>

 単位株と呼ばれる一定以上の株数を保有する株主になると、会社の経営に参加することができます。これを「経営参加権」といいます。通常、皆さんが証券会社の店頭で買い付ける株式は単位株をベースにしているので、株を買ったのに経営に参加できなかったという事態はまず起こりません。皆さんが名義書換の手続きをうっかり忘れない限り、このようなことを心配する必要はありません。

 また、株主になると、株主総会というミーティングに招かれて、その会社の経営者から決算状況や今後の経営方針についての説明を受けることができます。つまり、株主になれば、立場上あなたのほうが経営者を雇ってあげているということになるのです。しかし、日本では、せっかく株主になっても株主総会に参加しない人が大勢います。たいていの場合は仕事等が忙しくて参加できないのでしょうが、当日に参加できなくても、議決権といって経営者に物申す権利は行使できますので、皆さんも株主になったら積極的にこの権利を行使しましょう。

名義書換