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モメンタムが大切! |
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<株価のクセ>
株価がなぜ上がったり下がったりするのかについては「8 株の値段はなぜ上下するの?」で説明しましたが、そこでは、株価は会社の収益力や成長性や景気だけでなく、投資家の思惑や心理によっても大きく左右されることを指摘しました。
投資家の思惑や心理によって影響される結果、株価はしつこく同じ方向に動きやすいという性質を持つことになります。なぜならば、皆が買うから株価は上がっているのに、株価が上がったのを見て皆がまた買いたいと思うためです。あるいは、皆が売るから株価は下がっているのに、株価が下がったのを見て皆がまた売りたいと思うためです。
また、株価はこれとは逆の性質も持っています。これは長い低迷相場の後ある日突然反発したり、逆に長い上昇相場の後ある日突然暴落したりするという性質です。これも簡単な理屈によって説明できます。世の中のすべての人が弱気になれば、もうそれ以上の売りは出てこなくなってしまいます。後は買いが出て反発するしかありません。逆に、世の中のすべての人が強気になれば、もうそれ以上の買いは出てこなくなってしまいます。後は売りが出て反落するしかありません。
このように株式相場は一見矛盾した2つの特性を持っていますが、いずれも投資家の心理によって生み出されるものです。この2つの特性がせめぎあうことによって、株価は一定の周期やパターンを形成しながら変動します。この動きをモメンタムと言います。
<順バリと逆バリ>
株式相場のモメンタムにうまく対処するには2つの方法があると考えられています。その一つは順バリと呼ばれるもので、相場が上がってきたら買い、下がってきたら売るというものです。ただし、相場の変化に素早くついて行く必要があります。相場の流れを追っかけていくような売買スタイルなので、順バリと呼ばれます。もう一つは逆バリと呼ばれるもので、相場が上がってきたら売り、下がってきたら買うというものです。ただし、相場がなるべく上がりきったり下がりきったところで売買する必要があります。相場の流れに逆らうような売買スタイルなので、逆バリと呼ばれます。
株式市場は会社の本来的な価値を売買しているところのはずなのですが、株価が大きく乱高下するために、まるで株価そのものの売買をしているような状況にならざるを得ません。その結果、株式投資で成功するためには、会社の経営状態や景気について分析するだけでなく、株価の勢いそのものを丁寧に分析し、それにうまく対応することが欠かせなくなります。
| モメンタム |
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