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GC OPTICAST人生の総仕上げに投資を生かそう > [第4回] 「将来の備え」というのは、節約することだけではない
2010/12/3更新 
[第4回] 「将来の備え」というものは、節約することだけではない
 
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  「年金ももらえないみたいだし、将来に備えなければ……」と、給料から生活費を引いた分すべてを預貯金にまわす。とても堅実な考え方です。しかし、時にはおいしいものを食べたり、旅行に行ったりしたくはありませんか。または、自分に磨きをかけるための投資もすべきではないでしょうか。ご自身のスキルをアップをするための「自己投資」であれば、将来の収入を増やすきっかけになるかもしれません。何が何でも節約すれば良いというものではないでしょう。だからといって、仮に「将来の準備は40歳からにしよう」と思ったところで、いざ40歳になってみると、子供の教育資金や、両親の介護などにお金がたくさん必要になり、ご自身の将来は後回しになるということも十分考えられます。また、リストラなどご自身に予期しないことが起こるかもしれません。とにかく、今から、できることからコツコツと将来への対策を打って行くのが良いでしょう。


 「資産運用」も早くからコツコツやっていくべきもののひとつでしょう。資産の運用には、スキルが要求されます。基礎知識を必要とせず資産を増やすことができることといえば、かつては銀行預金がありました。しかし、今では雀の涙ほどの利息しかつきません。効率よく資産を増やすには、まず投資について勉強しないといけません。そして、ご自身の考えに合った商品を選ばなければなりません。「投資したい」と思った時に「金融商品って何があるのだろう?」という疑問を持ち、そこで初めて自ら足を踏み入れ勉強することになります。「オススメの金融商品を誰かが善意で教えてくれる」ということはありません。



 更に、投資の学習は一日で完全にマスターできるものではありません。例えば、定年退職し「今日から投資家として稼ぐぞ!」と、無防備で金融機関の門をたたけば、こんなに御しやすいお客様はないでしょう。なんだかよくわからない投信や金貯蓄を目いっぱい買わされることにもなりかねません。ノウハウがなければ金融市場の餌食となるだけです。


  「将来の備え」というものは、何も給料からの余剰資金を預貯金にまわすことばかりではありません。将来を見据え「資産運用」の学習をスタートさせることも「将来の備え」と言えるでしょう。こちらは投資資金が潤沢でなくとも、投資スキルを手に入れることができます。1日でも早く学習をスタートし、将来に役立つノウハウを蓄えておきましょう。


 「将来の備え」とは、現金を貯めることばかりではなく、お金を増やすための知識を身につけることでもあるのです。