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GC OPTICAST人生の総仕上げに投資を生かそう > [第2回] 人生と投資〜男性編〜
2010/11/19更新 [第2回] 人生と投資〜男性編〜
 
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人が生きる上において、お金は必要不可欠です。1日もお金を使わずに生きることはできません。確かに、お財布からお金が出ない日があるかもしれません。しかし、月の決まった日にまとめて支払うこともあるわけですから、毎日お金を使っているのです。



小さい頃は両親や家族がお金を出し、育ててくれました。自立し、ご自身の稼ぎで食べていくことができ、その後結婚、そして家族を養う――。後に子供が成長し、定年を迎え、老後を楽しむ。家族を養いながら、日々頑張って働くお父さんは、「定年後は、妻とのんびり旅行にでも行こうか」という夢を糧(かて)に頑張っているのではないでしょうか。



いざ、定年を迎えると、それまでと環境がガラリと変わるものです。40年前後働いた会社から離れると、残っているもの、それは家族と資産です。定年を機に失うもの、それは職と給料なのです。それまで、書類を書く時に当たり前のように書いていた職業欄に、人生の半分以上書き続けてきたもの、つまり社名を書くことができません。だからといって「定年退職」とも書けません。そして、毎月決まった日に当たり前のように入っていた給料も振り込まれなくなります。たった2つの要素なのですが、この2つが変わることで、人生がガラリと変わった気分になります。つまり、定年退職をすると、社会から孤立してしまったような形になるのです。これまで、「××部長」などと呼ばれていた肩書もないのです。「××さん」としか呼ばれません。これまで当たり前だったことが、当たり前ではなくなるのです。このことに気づいた時、孤独感を感じてしまうだけではいけません。さあ、その先を私たちは計画しましょう。




定年後に社会との接点を作るには、かなりの努力が必要でしょう。再就職したり、アルバイトしたり、またはボランティア活動を行うことなどが考えられます。しかし、前職と同じ地位を確保するのは難しく、収入も同じレベルにはなりません。ご自身の子供世代から、目下に見られたりするなど、耐えがたい屈辱を味わう場合もあるかもしれません。しかしながら、高齢化社会を生き延びるには、あとどのくらいお金が必要かが読めないので、「とにかく働けるだけ働いていたい」というのが本音でしょう。定年退職をしてから、ストレスをためてまで収入を得るということほど辛いものはありません。そのような時に助けてくれるもの、それは投資なのです。投資であれば、ご自宅で好きなようにできます。上司も部下もいません。ご自身の分析が正しければ、それなりのリータンが手に入ります。また、投資には年齢制限がないので、定年退職後スタートしても10年、20年と続けることができます。



定年後の生活は、自由に選択することができます。再就職や趣味に生きるのも一つの方法かもしれません。しかし、「60の手習い」として投資を始めるのも、その先の人生を充実させるための一つの手段と考えられるのではないでしょうか。