伊藤忠商事と丸紅をシステム売買ポートフォリオに組み入れた推移を見ていきましょう。まずは、2010年4月にさかのぼります。
当コーナーで、伊藤忠商事と丸紅それぞれのパフォーマンスを一度おいかけたことはありますが、ポートフォリオとして保有した場合という視点で、今回は解説します。
2010年4月9日の株価を見て8001伊藤忠商事と8002丸紅を選びましたね。伊藤忠商事847円、丸紅587円で、最低売買単位で買うと、伊藤忠商事は84,700円、丸紅は587,000円となります。合計すると、84,700＋587,000＝671,700円となり、70万円以内でおさまっていますね。今回は、中長期戦略で投資しましょう。
週足の最適化売買サインというのは、サインが点灯した翌週の寄り付き売買を行います。週足のサインは、毎週金曜日の夕方に確定します。その後サインを見て行動を起こします。ですから、「4月9日に銘柄を決めたから、翌週寄り付き（成り行き）で売買する」というわけではありません。
では、まずサインをチェックしましょう。4月9日時点に週足チャートにサインが点灯していれば、翌週寄り付き成行で売買できます。残念ながら9日にはサインが点灯しませんでしたね。どちらの銘柄も何もしません。「もう！売買したいのに！！売買させてよ！今、買い持ちなら買おうか？」という気持ちになるかもしれません。しかし、売買サインに従うという場合は、「待つ」ということも大切なのです。しばらく時間が経過すると、サインが点灯します。ですからジッと待ちましょう。日足にサインが出たからといって、行動しないでください。「週足」つまり「中期戦略」で相場に臨むと決めたのですから、とにかく待つのです。株式投資というのは、「早く買ったもの勝ち」ではありませんし「思い立った日が吉日」も通用しません。冷静になりましょう。
翌週もサインが点灯しませんね。待ちくたびれたと言わないでください。もうしばらく辛抱しましょう。そして4月最終週です。どちらの銘柄もサインは点灯しません。ゴールデンウィークに突入です。相場もありませんから、少し相場から離れて、プライベートを充実させましょう。そして、翌週に備えてください。
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(2011/9/2更新)