これからはシステムとルールに売買を委ねるTOP

勝率にこだわり過ぎてはいけない

　みなさんは、株式投資での成功率は、何割と想定されているでしょうか。「100発100中じゃなきゃ！」とお考えでしょうか。確かに100発100中かもしれないけど、評価損が大きくあるとか、５回買い下がったけどすべて評価損などというのであれば、悲劇そのものです。そもそも、勝率にこだわることを止めて、リターンを追求しましょう。




　損切りを行うと、必ず100%の勝ちにはなりません。しかし、あなたの資産を減らす損失を少なく済むようにします。持ち続けていたら増えてしまう損を減らすのです。むしろ、その後新たな銘柄に投資してリベンジを行うことも可能になります。つまり、損切りは新しい道へのチャンスを与えてくれるのです。




　言い換えれば、勝つ割合はそれほど高くなくても、確実にリターンを得ている方が安心できます。もちろん割合も大切ですが、トータルとして確実にリターンが得られるかということが大切なのです。だからといって、勝利は１割で負けが９割というのでは、よほどの値上がりを取れなければ、圧倒的数の負けにパフォーマンスは吹き飛びます。これでは安心して投資することができません。ある程度の割合は必要でしょう。


　最適化売買サインの場合、好パフォーマンスの銘柄は、比較的高い割合を保ちながら、リターンも得ることが可能です。このように高い成績を得ることができる銘柄をピックアップしていくだけで、安定的な投資を行うことが可能といえるのではないでしょうか。また、最適化売買サインは、買い、売りのサインが交互に出ますから、買い下がったものの、評価損が更に増えたという心配はありません。また、損切りになった場合でも、適度なタイミングで手仕舞いのサインが出ますから、損を限定することが可能です。



　株式投資の場合、必ずしも勝率だけを重視することはないといえるでしょう。「全体の損益についてどうなのか」という点において、私たち投資家は重視する必要があるのでしょう。




(2011/7/22更新)