あなたは、何銘柄塩漬け銘柄をお持ちでしょうか？ 今日は、買値から一度も株価が上昇せずに、そのまま塩漬け株として持ち続け、結局上場廃止になってしまったという悲しいお話をしましょう。私が聞いた実話です。
2005年、IT銘柄は日々順調に株価を上昇していました。今日は昨日より株価が上昇し、また翌日も株価が上昇する――。その人は、半年後に引っ越しを考えており、家具や家電を買うお金をためていました。ちょうど冷蔵庫を買うために貯めたお金で、その銘柄が買えたので、「まぁ、銀行に寝かしておくのもなんだから、冷蔵庫代を使ってちょっと投資するか」と言ってある銘柄を買ったそうです。ところが、その人が買ったら株価は下げ続けた……。損切りをすればいいものを、「冷蔵庫代なんだからせめで戻るまで売らない」と意地を張り続けました。結局株価は下げ続け、それを売ることはせずに、冷蔵庫は新たに資金をねん出するということになってしまいました。その人はその後、この銘柄を「冷蔵庫銘柄」と考え、どうなるのか静観することを決めたそうです。
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数年後「私のはね、半値八掛け二割引きの半額以下だよ」なんて冗談で言っていました。そして、その銘柄は後に上場廃止となったそうです。「冷蔵庫代金が上場廃止に……」忘れたくても忘れられない、非常に痛い投資だったことでしょう。
・何かに使おうと考えていたお金を投資費用に使わない。
→冷蔵庫代金だったのでなんとかしのげました。しかし、これが子どもの学費など重要な意味を持つお金なら、人生に関わる大問題になります。
・損切りをする
→上昇する株価につられて、買ってしまったものは仕方ありません。しかし、意地になって持ち続けても、得はありません。損切りしておけば、冷蔵庫は買えなくとも、DVDデッキや炊飯器を買う足しにはなったことでしょう。
私たちゴールデン・チャート社が推奨している最適化売買サインは、株価の上昇に感情的になる行動を止め、冷静に「買いサイン」を出します。そして、もし株価が買値より下がってしまっても、きちんと損切りの「売りサイン」を点灯してくれます。私たち投資家は、意地になって上場廃止まで付き合う必要はないのです。「もうこの銘柄とは付き合いきれない」と見切りをつけることも必要なのです。もちろん、強い勇気は要りますが、それがご自身の資産を保護することにつながるのです。最適化売買サインは、感情豊かな私たちを冷静にしてくれる「投資の味方」なのです。
(2011/6/17更新)