これまで、システム投資に役立つ指標「GCV（ゴールデンチャートベクトル）についてご説明してきました。ゴールデン・チャート社がご提供する最適化売買サインは、銘柄の個性を捉えながら、その銘柄にぴったりの売買タイミングを捉えられることがご理解いただけたことでしょう。
GCVを表示したチャートは、これまで8001伊藤忠商事で解説したように、GCVの「基本周期」のものと、個別銘柄ごとに周期を変更した「最適化周期」の２種類をご用意しています。今回は、この２つを見比べると、どれくらい周期に違いがあるかをご確認いただきましょう。今回は、7261 マツダの週足チャートで検証してみましょう。
まず、ご覧いただいたのが、GCVの基本周期、すなわち12週GCV・６週平均で描かれたチャートです。基本周期で描画すると、頻繁に売買サインが点灯しています。また、ダマシの部分もあり、「判断に悩んでしまう」ところもあるのが正直なところでしょう。こちらのチャートは、目視でクロスを捉えていきます。ですから、特に、ダマシの時は「どうしようか」と悩んでしまうものです。
それでは、最適化売買サインのチャートをご覧ください。一番違うところは、最適化売買サインの場合、チャート上に「買い（Bサイン）」「売り（Sサイン）」が点灯しているということです。このように文字で表示されていたら、読み間違えることもありませんね。こちらのチャートは実にゆったりとした売買を行います。周期は28週GCV、11週平均で描かれています。同じチャートでも、周期を変えると、こんなにも売買を行うタイミングが異なるのです。この場合は基本周期のGCVと比べ、ゆったり売買する周期になっています。しかし、だからといって、利益を取り損ねているかというと、そうでもないのです。大きな周期になったとしても、トレンドに乗りながら、大きなうねりを捉えて買い・売りを実行することが可能となります。この場合も、上手にトレンドを捉えていると言えるのではないでしょうか。
最適化売買サインに則り売買したパフォーマンスは、各種サービスにて公開しています。GC OPTIASTの場合、最適化売買サインのチャートを表示すると、成績の良い銘柄のみ、パフォーマンスを掲載しています。銘柄探しの際に、このパフォーマンスの有無を頼りに、銘柄を見つけるのも一法でしょう。
(2011/3/25更新)
